西武打線は栗山巧、中村剛也のベテランが好調をキ-プ。木村文紀も復調の兆しを見せてきた。上位打線がいまひとつ元気がないだけに、思い切ってベテラン組に頼った打順にするのも手だろう。
2戦目は高校野球ファンには注目の対戦となる。
西武先発の高橋光は13年夏の甲子園優勝投手、ロッテが小島だとすれば、彼は同年春の甲子園優勝投手だ。つまり、同じ年度の春夏の優勝投手が投げ合うというわけだ。
ともに2年生で全国の頂点に立った高橋光と小島だが、翌年にはU-18日本代表でチ-ムメイトにもなっていて仲が良い。
投手対打者なら、ソフトバンクの東浜巨と楽天の浅村栄斗が同年の覇者同士で何度も対戦があるが、同じ年の春・夏の甲子園優勝投手の対戦というのはなかなかないだろう。季節柄を考えても、注目の対決だ。
●ソフトバンク-日本ハム(PayPayド-ム)
【予告・予想先発】
21日(火)千賀滉大-杉浦稔大
22日(水)和田毅-マルティネス
23日(木)板東湧梧-バ-ヘイゲン
24日(金)東浜巨-有原航平
25日(土)石川柊太-金子弐大
26日(日)二保旭-河野竜生
前節、敵地でオリックスを5勝1敗と下して波に乗るソフトバンクは下位の日本ハムを叩いて、さらに勢いをつけたい。
初戦の先発投手の力量差がこの6連戦全体に影響するのか注目したい。
ソフトバンク・千賀は昨季の日本ハム戦5戦5勝、防御率1.75で、パ・リ-グでは一番相性がいい相手だ。日本ハムの杉浦はソフトバンク戦で4試合に先発して勝敗はついていないが、5回を投げた試合が一つしかなく、防御率は5点台。
初戦でソフトバンクの勢いがついてしまえば、止められなくなる可能性も十分ある。事実、これまでソフトバンクが負け越したカードは6月23日~29日の西武戦のみで、初戦を落としたのもこの時だけなのだ。
日本ハムは好調な西川遥輝、近藤健介と主砲の中田翔を絡めていかに序盤から得点を積み重ねられるかがカギになる。2番の大田泰示が不振でなかなか打線がつながらないが、この展望で何度も書いているように、中田を2番に上げるか、新たなオプションを持った2番打者を起用するかの二択しかないのではないか。
取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
【PHOTOギャラリー】球界を牽引する名手たちの「高校」「大学」当時を秘蔵写真で振り返る
2戦目は高校野球ファンには注目の対戦となる。
西武先発の高橋光は13年夏の甲子園優勝投手、ロッテが小島だとすれば、彼は同年春の甲子園優勝投手だ。つまり、同じ年度の春夏の優勝投手が投げ合うというわけだ。
ともに2年生で全国の頂点に立った高橋光と小島だが、翌年にはU-18日本代表でチ-ムメイトにもなっていて仲が良い。
投手対打者なら、ソフトバンクの東浜巨と楽天の浅村栄斗が同年の覇者同士で何度も対戦があるが、同じ年の春・夏の甲子園優勝投手の対戦というのはなかなかないだろう。季節柄を考えても、注目の対決だ。
●ソフトバンク-日本ハム(PayPayド-ム)
【予告・予想先発】
21日(火)千賀滉大-杉浦稔大
22日(水)和田毅-マルティネス
23日(木)板東湧梧-バ-ヘイゲン
24日(金)東浜巨-有原航平
25日(土)石川柊太-金子弐大
26日(日)二保旭-河野竜生
前節、敵地でオリックスを5勝1敗と下して波に乗るソフトバンクは下位の日本ハムを叩いて、さらに勢いをつけたい。
初戦の先発投手の力量差がこの6連戦全体に影響するのか注目したい。
ソフトバンク・千賀は昨季の日本ハム戦5戦5勝、防御率1.75で、パ・リ-グでは一番相性がいい相手だ。日本ハムの杉浦はソフトバンク戦で4試合に先発して勝敗はついていないが、5回を投げた試合が一つしかなく、防御率は5点台。
初戦でソフトバンクの勢いがついてしまえば、止められなくなる可能性も十分ある。事実、これまでソフトバンクが負け越したカードは6月23日~29日の西武戦のみで、初戦を落としたのもこの時だけなのだ。
日本ハムは好調な西川遥輝、近藤健介と主砲の中田翔を絡めていかに序盤から得点を積み重ねられるかがカギになる。2番の大田泰示が不振でなかなか打線がつながらないが、この展望で何度も書いているように、中田を2番に上げるか、新たなオプションを持った2番打者を起用するかの二択しかないのではないか。
取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)
【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
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