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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】ノーノー達成の小川の次回登板は阪神戦。菅野は開幕8連勝に挑む

SLUGGER編集部

2020.08.18

●ヤクルト-中日(神宮)
18日(火)高橋奎二-小笠原慎之介
19日(水)原樹理-福谷浩司
20日(木)高梨裕稔-柳裕也

 3カード連続で勝ち越して最下位を脱出した中日。最近は投手陣が安定し、8月のチーム防御率はセ・リーグで唯一2点台をキープしている。4位ヤクルトにも2ゲーム差と迫っていて、一気に追い抜きたい。一方のヤクルトも5連敗の後に2連勝。小川泰弘のノーヒットノーランの勢いに乗っていきたい。

 18日は高校時代に甲子園優勝経験を持つ左腕同士の対決。高橋は14年春に龍谷大平安、小笠原は15年夏に東海大相模でそれぞれ頂点に立った。中日は堂上直倫にも注目。今季は12打席でまだノーヒットだが、昨年は神宮球場での10試合で6本塁打。また、高梨には8打数4安打4本塁打と滅法強く、20日は先発起用の可能性も十分ある。

 ヤクルトでは、先日一軍デビューを果たした高卒2年目の濱田大貴に期待したい。これまで放った4安打は菅野智之(巨人)から2本、今永昇太、山崎康晃(ともにDeNA)から各1本といずれも一流投手から。パンチ力には定評があり、プロ初ホームランに期待がかかる。
 
●ヤクルト-阪神(神宮)
21日(金)吉田大喜-藤浪晋太郎
22日(土)クック?-西勇輝
23日(日)小川泰弘-秋山拓巳

 21日の先発が濃厚な吉田大喜は、7月17日のプロ初登板こそ炎上したものの、そこから4試合連続で2失点としっかりゲームを作っている。もちろん、前回登板でノーヒットノーランを達成した小川の投球にも注目だが、この試合で135球を費やしたことを考えると、1日多く休養日を与える可能性もある。その場合、土曜日の先発は現在ファームで調整中の助っ人クックあるいはイノーアか。ちなみに、昨年ノーノーを達成した千賀滉大(ソフトバンク)は、次の登板に中5日で臨み8回1失点、大野雄大(中日)は中8日で投げて7.2回3失点という内容だった。
 

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