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プロ野球

「僕は他の誰でもない自分自身でいたい」――“ダイヤの原石”C・スチュワートの現在地【インタビュー Vol.1】

2019.09.17

――来日して数ヵ月経ちましたが、日本の生活には慣れましたか?

今のところはすごく順調だ。日本はすべてがスムースだから、慣れるのも楽だった。日本の野球のスタイルも、日本での生活も楽しんでいる。もちろん、コミュニケーションが大変な時もあるけど、それ以外に苦労はないね。食べ物も、洋服を買ったりすることも何のトラブルもないよ。

――入団会見では「焼き肉が好き」と話していましたが、他に何かお気に入りは見つけましたか?

 よく聞かれるんだけど、実はアメリカにも日本食はたくさんあるんだ。ラーメンは日本のとはちょっと違うけど、カレーライスとかね。だから、まったく新しい食べ物というのはないかな。でも、食事は全般的にどれもおいしいよ。
 
――改めてホークス入団の経緯について話してください。初めて日本行きのアイデアを聞いた時は驚いたと思うのですが?

 そうだね。すごくびっくりした。ちょうどカレッジのシーズン中だった。でも、めったにないチャンスだとも思った。実は、前に僕を指導してくれたピッチング・コーチがホークスの国際スカウトをしていたんだ。僕の家から10~15分の場所に住んでいて、とても仲がいいんだ。とにかく、日本行きは自分にとっていい機会だと思った。実際に来てみて、日本という国、日本の野球についての愛情が深まっている。自分の決断に後悔はまったくないね。

――契約前に福岡を訪れ、1週間ほど滞在して球団施設などを視察したとのことですが、どんな印象を持ちましたか?

 その時はかなりスケジュールが詰まっていて、正直言ってあまり外に出る機会がなかった。でも、合間に友達やエージェントと街へ出て、日本の文化を体感することができた。自分で街を歩いたり、いろいろ店を回ったり、食事をしたりしたかったんだ。実際にやってみたら、どこへ行ってもみんな礼儀正しいし、お互いを尊敬していることに感心した。アメリカと大分違っていて、魅力を感じたよ。それで、「実際に住んでみたらどんな感じなのかな?」と思ったんだ。それも入団を決めた理由の一つさ。
 

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