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プロ野球

「来年は一軍にふさわしい力を持っていることを証明したい」――“ダイヤの原石”C・スチュワートの現在地【インタビュー Vol.2】

2019.09.20

――アメリカから日本に来た投手の多くはマウンドの違いを指摘しますが?

 ああ、確かにマウンドは少し違うね。ただ、地方の球場で投げることもあって、登板ごとに球場が違うから何とも言えない部分もあるけどね。ここ(タマスタ筑後)では何度か投げたことがあるけど、しっくり来ているよ。

――では、現時点での自分の長所と課題は何だと思いますか?

 改善しなきゃいけないこと、適応しなきゃいけないことは山ほどある。打者との対戦では早めに投手有利のカウントにすること、もっとストライクを投げること、変化球をストライクゾーンに投げること。というのも、日本のバッターはボール球に手を出さないからね。それから、牽制やスライドステップ、投内連携、守備でのバックアップ……。そういう細かいプレー全般だね。こういったことは課題として、これから克服していなきゃいけない。

 一方で、長身と球速を生かしてバッターを力でねじ伏せることはできている。ここぞという場面で球速を上げて、バットに当てさせないこと。そこは僕の強みと言っていいだろうね。課題を改善しながら、長所をもっと生かせるようにしていきたい。そうすれば、もっと高いレベルで成功できると思う。
――今日の練習を見ていると、メディシンボールを使ったトレーニングをしていました。体力強化にも力を入れているんですか?

 そうだね。もう毎日のルーティンになっている。週6日もやるとかなり疲れるけど、高いレベルに行くためには必要なことだからね。体幹トレーニングは週3、4日、投球がブルペン練習と実戦登板で週2日。アメリカにいた頃よりずっと多く投げているよ。

――ところで、YouTubeでスチュワート投手が投げるカーブの映像を見て、そのえげつない変化にびっくりしたんですが、一体どうやって習得したんですか?

 とにかく何度も繰り返し投げた結果さ。特に誰かから投げ方を教わったわけでもないんだ。アドバイスに耳を傾けつつ、自分がやりたいと思うことを追求した結果、今の形になった。何年もかけて投げ続けた結果なんだ。
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