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プロ野球

「来年は一軍にふさわしい力を持っていることを証明したい」――“ダイヤの原石”C・スチュワートの現在地【インタビュー Vol.2】

2019.09.20

――チームはじっくり育成する方針だと思いますが、スチュワート投手自身はいつ頃、一軍のマウンドに立ちたいですか?

 今年は練習をしっかりやって、日本の野球を学ぶことに集中したいと考えている。そして、今のところは順調に来ていると思う。日本に適応して、環境に慣れるという意味でね。オフは日本に残るかどうかまだ分からないけど、身体をもっと強化したい。そして、来年のスプリング・トレーニングまでに万全の状態にして、自分をアピールしたい。そうすれば、一軍で開幕を迎えることができるかもしれない。大胆な目標だと思うけど、とにかくベストを尽くして結果を出したい。一軍にふさわしい力を持っていることを証明したいね。
「ゴルフやらせたらすごいですよ。2番アイアンで300ヤード近く行きますからね」。取材後、田尻広報が教えてくれた。インタビューでも直接、本人に聞いたが、YouTubeの動画で見たカーブのキレはまさに異次元レベル。198cm、101kgという恵まれた体格だけでなく、優れた身体能力も備わっている。

 現時点ではまだ「ダイヤの原石」かもしれない。しかし、身体がしっかり出来上がり、投内連携やクイックなどの細かいテクニックも習得したら……日米の長所を併せ持った完全無欠の投手が完成することになる。そんな大きな夢を抱かせるに十分な資質を、スチュワートは持っているのだ。

カーター・スチュワート・ジュニア。1999年11月2日フロリダ州メルボルン出身。2018年MLB新人ドラフトでブレーブスから全体8位で指名されたが、手首の怪我が見つかり入団交渉が決裂。イースタン・フロリダ・ステート・カレッジへ進学後、今年5月に6年契約でソフトバンクに入団。198cm、101kgの恵まれた体格から最速98マイル(約157.7キロ)の速球と毎分3300回転近いカーブに加え、チェンジアップ、スライダーを投げる。

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