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プロ野球

【新外国人中間査定:セ・リーグ】阪神の大砲コンビは活躍したが、元ゴールドグラブのエスコバーは…

藤原彬

2020.09.02

 先発5番手として開幕を迎えたガンケルは、同じく新助っ人エドワースの故障もあり救援へ配置転換。球威はなくとも、サイドに近い腕の位置から投じるボールを動かして、ゴロを打たせている。17登板でわずか3四球しか出さない制球力で勝利の方程式の一角に定着した。

■広島
ピレラ:C
スコット:E
DJ・ジョンソン:D

 開幕戦からリードオフを任されたピレラは、最初の10試合中4度も猛打賞を記録する順調な滑り出しを見せたが、その後は当たりが止まってしまった。四球が少ないこともあり、出塁率は.305の低水準。最近はスタメンを外れることも多い。

 クローザーとして期待されたスコットは開幕から炎上続き。一度、登録抹消となって再昇格した試合でも打ち込まれ、6試合で防御率22.50と期待を大きく裏切っている。DJ・ジョンソンも13登板でWHIP1.98と安定感を欠き、助っ人投手2人の不振が前半戦のチーム全体の低迷の要因にもなった。
 
■中日
ロドリゲス:A
ゴンサレス:C

 春季キャンプ前に育成契約を結んだロドリゲスは二軍で結果を残して、8月3日に支配下登録。一軍昇格を果たすと先発で3試合続けて好投。150キロを超えるストレートに2種類のスライダーを織り交ぜ、まだ4先発ではあるが投球回(23.1)とほぼ同じ23三振を奪っている。格安の年俸(1500万円)を考慮すれば文句なしのA評価だろう。

 一方、ゴンサレスはリリーフで18試合に投げて防御率3.93。勝ちパターン継投に入ることは少なく、ブルペンの便利屋的な扱いで、勝利への貢献度は決して高いとは言えない。
 

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