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プロ野球

【新外国人中間査定:セ・リーグ】阪神の大砲コンビは活躍したが、元ゴールドグラブのエスコバーは…

藤原彬

2020.09.02

■ヤクルト
エスコバー:D
イノーア:E
クック:E

 打率は.287とまずまずだが、狭い神宮球場を本拠にしながら53試合でわずか1本塁打と迫力不足。それ以上に、かつてメジャーでゴールドグラブを獲得した遊撃守備で貢献できていないのが痛い。年俸はオリックスのジョーンズ(4億円)やソフトバンクのムーア(3億8400万円)に比べればかなり安い(8720万円)が、全盛期を知るファンからすれば寂しい働きだ。
 
 開幕前の練習試合では好投していたイノーアは、6先発で防御率9.82と大炎上。二軍調整を経て再昇格した9月1日の阪神戦ではリリーフで登板していきなりサンズにサヨナラ弾を献上した。クックも2先発して8.2回で17安打。味方の拙守に足を引っ張られたのもあるが、球威不足が目につく。広島と同様、助っ人投手の不振が投手陣全体の低迷にもつながっている。

文●藤原彬

著者プロフィール
ふじわら・あきら/1984年生まれ。『SLUGGER』編集部に2014年から3年在籍し、現在はユーティリティとして編集・執筆・校正に携わる。ツイッターIDは@Struggler_AKIRA。
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