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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】DeNAと阪神が直接対決。優勝争いにとどまるのはどちらか!?

氏原英明

2020.09.21

●中日-ヤクルト(ナゴヤドーム)
【予告・予想先発】
21日(月)勝野昌慶-山中浩史
22日(火)大野雄大-石川雅規
23日(水)岡野祐一郎-歳内宏明

 中日の初戦先発は2年目の勝野。8月1日のヤクルト戦で今季初勝利。ここ4先発はいずれもクォリティ・スタートを記録しており、約3週間ぶりの一軍マウンドで2勝目を狙う。5連続完投勝利のあと、2連敗中の大野は前回登板で5回持たず降板。疲れが溜まっているのかもしれないが、得意のドーム球場で巻き返したい。打線は1番の大島洋平、4番のビシエド、5番の高橋周平と打率の高い選手はいるのだが、機能しているとは言い難い。全体の選手層の薄さも関係しているが、そろそろ決まり切った並びから変更してもいいのではないか。若手への切り替えも必要だろう。

 ヤクルトは、独立リーグから加入した歳内の登板試合から3連勝。いいカンフル剤になっているのだろう。打線は19日の広島戦で初回先頭から三者連続本塁打を記録するなど好調。もっとも、ホームの神宮球場では44試合で56本塁打を記録しているのに対し、ビジターでは34試合で20本のみ。しかも投手有利のナゴヤドームとあって苦戦が予想される。そんな中、1番に入って売り出し中の濱田太貴に注目したい。思い切りのいいフルスウィングは若い頃の山田哲人に似ていて、期待感を抱かせる。
 
●巨人-中日(東京ドーム)
【予想先発】
25日(金)戸郷翔征-柳裕也
26日(土)サンチェス-福谷浩司
27日(日)畠世周-松葉貴大

 初戦先発予想の戸郷は現在2連敗中。前回登板では5回6失点と粘りきれなかった。もともと週末のカードでは脆さを見せていた巨人は戸郷をカード頭に回すことで、状況の打開を図ってきたが、今は正念場になってきている。そんな最中に、メルセデスがまたも故障離脱した。サンチェスを土曜に回すと予想したが、週末の3試合をどう戦うか注目したい。

 中日は初戦先発予定の柳が巨人戦今季初登板となる。昨季は3登板で防御率5.50と内容は良くなかった。現在も調子はいまひとつだが、苦手意識を作らないためにも踏ん張りたい。一方。大野雄に次ぐ4勝を挙げている福谷は投げるたびにピッチングの強さが増している印象だ。打線ではビシエドが東京ドームで今季すでに3本塁打を放っている。
 

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