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プロ野球

NPB入りのハードルは年齢だけ?田澤純一の現状と本人の意思は…

大友良行

2020.09.13

本場の大舞台を経験してきた田澤だが、帰国後の初戦マウンドでは緊張したという。写真:大友良行

本場の大舞台を経験してきた田澤だが、帰国後の初戦マウンドでは緊張したという。写真:大友良行

 元メジャーリーガーの大物投手がドラフト戦線に急浮上した。

 ボストン・レッドソックスなどで活躍し、現在はBCリーグの埼玉武蔵ヒートベアーズに所属している田澤純一だ。

 横浜市生まれの田澤は、小学3年から軟式野球を始め、横浜商大高では高1年夏からベンチ入り。2年時にチームは甲子園出場したが出番はなく、3年夏に横浜高の涌井秀章投手(現楽天イーグルス)と県大会ベスト4をかけて投げあうも惨敗した。

 2005年に新日本石油に進むとリリーフを任され、2008年のスポニチ大会でJFE東日本を相手に7回2死から6者連続三振、大会新の18三振を奪取。同年の都市対抗野球ではMVPに当たる橋戸賞を獲得した。クイックを得意とし、平均150キロの速球とフォーシーム、カーブ、スライダー、フォークなど鋭い変化球を投げる投手として、複数の日本のプロ球団が注目していた。
 
 しかし、その年の9月にメジャーリーグ挑戦の意思を表明し、12球団にドラフト会議での指名を見送るように要請した後、MLB入りしてしまった。この動きにNPB(日本野球機構)12球団が、有望選手の海外流出対策で設けたのが所謂「田澤ルール」だ。

 野球協約には掲載されてはいないが、アマチュア選手がNPB入り拒否の意思を示した上で海外球団と契約した際は、高卒なら3年間、大卒と社会人選手なら2年間はNPB球団と契約できないというルールを作った。海外チームに”入団後”ではなく"退団後"というのが条件となっていて、アメリカなどの海外へ挑戦した場合、結果を残せず退団となってもすぐに日本のプロ野球でプレーすることができないと決められた。 

 ところが最近になって田澤ルールの見直しや、撤廃を求める声がNPB選手会や球団からも出始め、9月7日の実行委員会で撤廃することが決まった。

 その背景には「各球団の育成環境が08年に比べると今は格段に整備されている。米国のマイナー球団に所属するよりも報酬、待遇、練習環境の面ではるかに良い条件だという評価がアマチュア球界にも定着してきたことから、田澤ルールを撤廃する」とNPB側から発表があった。
 

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