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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】DeNAと阪神が直接対決。優勝争いにとどまるのはどちらか!?

氏原英明

2020.09.21

●広島-DeNA(マツダスタジアム)
【予想先発】
25日(金)床田寛樹-井納翔一
26日(土)森下暢仁-浜口遥大
27日(日)中村祐太-大貫晋一

 対戦成績では広島が5勝10敗と大きく負け越し。しかもマツダスタジアムでは5連敗中と屈辱を味わっており、何とか状況を打開したいところだ。

 初戦先発が予想される常田は現在5連敗中。18日のヤクルト戦では4.1回10安打8失点と大炎上した。また、2戦目先発予定の森下は、セ・リーグで唯一勝ち星を挙げていないのがこのDeNA戦。戸郷翔征(巨人)と争う新人王レースで差をつけるためにも、白星を手にしたいところだろう。

 一方、DeNAは今季マツダスタジアムでの8試合で打率.330、54得点と大暴れ。特にソトは打率.412、4本塁打、15打点(!)と手がつけられない。広島投手陣とすれば、まずこのソトを何とか封じる必要があるだろう。
 
●ヤクルト-阪神(神宮)
【予想先発】
25日(金)スアレス-西勇輝
26日(土)吉田大喜-秋山拓巳
27日(日)小川泰弘-藤浪晋太郎

 最下位に沈むヤクルトはホームで勝ち越している阪神を迎える。初戦はスアレス 、2戦目は吉田大喜と予想したが、高梨裕稔の可能性もある。相手投手陣が手強い陣容を並べてくるだけに、いかに打ち崩せるか。初戦の西勇から主砲の村上宗隆が1本塁打を放っている。村上の前に走者を出したい。

 阪神は日程の関係で西勇が中7日での先発になりそう。2試合連続完封勝利中だけに、体力回復という観点からも大きい。初戦を西勇で勝って、防御率2.75で5勝を挙げている好調の秋山と続く。3戦目は藤浪と予想した。二軍での登板は圧巻の7回5安打1失点14奪三振。やはり一軍で投げるべき投手だ。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。

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