マウンド上で目を赤くしながらヘルナンデスと長く抱き合っていたカイル・シーガー三塁手は、試合後にこんなコメントを残している。「僕がメジャーに上がって以来、彼はいつも輪の中心にいた。まさに“キング”だった。でも、いじられて怒ったり、『俺様は“キング”だぞ』と威張ることもなかった。ごく普通の人間だった。ただ、実力はごく普通の人間より上だったけど」
構成■スラッガー編集部
対戦アスレティックスの番記者を務める『サンフランシスコ・クロニクル』のスーザン・スラッサー記者は「パシフック・ノースウェスト(※シアトルを含む太平洋岸北西部地域)のファンにとって、とても大きな意味を持つ存在だった」とツイート。通算169勝は球団歴代最多記録。少し気が早い話だが、背番号34は近い将来、永久欠番になることだろう。構成■スラッガー編集部