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プロ野球

“キューバの大谷”が失踪、同一カード6連戦6連敗…2020年の球界を彩った“迷”事件簿【10位~6位】

SLUGGER編集部

2020.12.11

▼8位 一塁手なのに…マルテがセ・リーグ新1試合4失策

 ここ数年、守備難が大きな課題になっている阪神の現状を象徴するような珍記録が生まれた。10月23日の巨人戦、一塁手のマルテは2回に田中俊太の高いバウンドのゴロをはじくと、一塁への送球も逸れて二塁走者が生還して一気に2つのエラー。その後、今度は前方にダッシュしてバントを処理しようとしたが、これもつかみきれず、セ・リーグの一塁手では史上初の1イニング3失策を記録。マルテは5回にもエラーを喫してプロ野球新の1試合4失策という不名誉な記録を樹立してしまった。

 最もエラーが少ないはずの一塁手によるワースト記録というのもレア。阪神側応援席でファンが掲げていた「なくそうエラー!!」のメッセージボードが何ともせつなかった。
 
▼7位 オリックスが史上初の同一カード6連戦6連敗

 今季のパ・リーグは新型コロナ感染リスクなどを考慮し、開幕2週目から約2ヵ月にわたって同一カード6連戦という日程方式を採用した。その最初のカードで、ロッテ相手にいきなり6連敗を喫したのがオリックスだった。6月23日の初戦に抑えのディクソンが逆転サヨナラ負けを喫したのがケチのつけ始めで、24日も逆転負け、25日には完封負けで3連敗。26日には5対2で迎えた8回に守備のミスもあって一挙4点を失ってまたも逆転で星を落とし、このあたりから史上初の同一カード6連敗への期待(?)が高まった。

 27日は延長10回サヨナラ負けで5連敗。迎えた28日、同点に追いついた直後の8回裏に増井浩俊がレアードに勝ち越し弾を浴びて史上初の不名誉記録を達成。チームはその後も浮上できず、8月20日には西村徳文監督が限りなく解任に近い形で退任した。
 

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