専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

「代打三ツ間」に首都高爆走、無人の一塁に牽制…2020年の球界を彩った“迷”事件簿【5位~1位】

SLUGGER編集部

2020.12.11

▼2位 ジャクソンが突然の退団→大麻所持で逮捕の衝撃

 開幕からまだ間もない7月9日、衝撃のニュースが飛び込んできた。2016~18年の広島リーグ3連覇に貢献し、今季ロッテで2年ぶりの日本球界復帰を果たしていたジャクソンが突然、退団を申し出たのだ。この時点で退団理由は明かされていなかったが、同日深夜、アメリカのクラウドファンディングサイトにジャクソンの支援を呼びかける投稿が現れると、翌10日になって大麻取締違反容疑で逮捕と事態は急展開した

 結局、証拠不十分で不起訴となったものの、はじける笑顔が魅力だった“スマイリー”のトラブルにファンが受けた衝撃も大きかった。
 
▼1位 サヨナラの好機に投手を代打起用した「七夕の喜劇」

 その後の「いじられ具合」も加味すれば、この一件が2020年最大の“迷”事件と言っていいだろう。7月7日、ナゴヤドームでの中日対ヤクルト戦、中日は1点を追う延長10回裏に2死満塁と一打サヨナラチャンスを迎え、打席には投手の岡田俊哉。ここで与田剛監督が告げた代打は……投手の三ツ間卓也だった。何と中日はこの時点でベンチ入り野手を全員使い切ってしまっていたのだ。何とかボールに食らいつこうとした三ツ間だったが、結果はあえなく三振でゲームセットとなり、中日は1対2で敗れた。

 一軍登録人数を2人も余らせていたこと、10回表に岡田を投入した際に9番ではなく8番に入れてしまったことなど、原因はいくつもあるがすべて後の祭り。インターネット上では「七夕の悲劇」ならぬ「七夕の喜劇」と揶揄される始末だった。

構成●SLUGGER編集部
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号