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プロ野球

【チーム別新助っ人総括:セ・リーグ】オースティンの活躍で大きなリターンを得たDeNA。阪神の5億円補強もまずまずの成果

SLUGGER編集部

2020.12.15

【中日】
ゴンサレス 5000万円
28登板 0勝0敗4ホールド 26.1回 27奪三振 防御率4.78
シエラ 2500万円
25試合 18安打 1本塁打 7打点 打率.225 OPS.617
ロドリゲス 1500万円
11登板 3勝4敗 59.0回 67奪三振 防御率4.12

 3人合わせても年俸は1億円に届かず。メジャーへ去った昨年の最優秀中継ぎ投手ジョエリー・ロドリゲスの穴埋めを期待されたゴンサレスはアピールポイントに欠け、勝ちパターン継投に加わることもないまま平凡な投球に終始した。育成契約で入団したシエラも長打力不足で貢献できず。最も存在感を発揮したのは、育成選手から8月に支配下へ昇格した年俸1500万円ヤリエル・ロドリゲスだった。防御率は4点台だったが、平均150キロ近いストレートを武器に奪三振率は10.22の高水準。まだ23歳と若く、来季以降が楽しみだ。
 
【DeNA】
オースティン 1億円
65試合 68安打 20本塁打 56打点 打率.286 OPS.969
ピープルズ 3500万円
10登板 2勝2敗 38.0回 29奪三振 防御率4.97

 オースティンは相次ぐ故障で65試合の出場にとどまりながら、チーム2位タイの20本塁打とすさまじいパワーを発揮。11.9打数に1本塁打のペースは、タイトルを獲得した岡本和真(巨人/14.2打数に1本)をも上回る。球団もこの活躍を評価し、年俸1億1000万円で再契約。来季、怪我なくシーズンを完走できれば、コストパフォーマンス抜群の活躍を見せてくれるかもしれない。ピープルズは平凡な成績に終わったが、年俸からも分かるように元々「保険要員」としての色合いが濃く、その意味では想定内の働きぶりだったと言えそうだ。
 

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