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プロ野球

【チーム別新助っ人総括:セ・リーグ】オースティンの活躍で大きなリターンを得たDeNA。阪神の5億円補強もまずまずの成果

SLUGGER編集部

2020.12.15

【 広島】
ピレラ 6480万円
99試合 84安打 11本塁打 34打点 打率.266  OPS.723
DJ・ジョンソン 6050万円
14登板 0勝0敗1ホールド 13.2回 13奪三振 防御率4.61
※シーズン途中に楽天へ移籍
スコット 5780万円
7登板 0勝3敗 8.0回 7奪三振 防御率15.75

 かつてのK・ジョンソンやエルドレッドもそうだったように新助っ人には(にも?)大金を投じない方針で、今季も3人で約1億8000万円程度。だが、ハイリターンとはならなかった。開幕クローザーを任されたスコットはいきなり炎上続き。7登板で防御率15.75とまさに壊滅的な成績に終わったが、真面目な練習態度などが評価されて年俸2080万円で残留が決まった。DJ・ジョンソンも14登板で1ホールド、防御率4.61といまひとつで、9月21日に金銭トレードで楽天に移った。ピレラでは決して悪い成績はなかったものの出塁率が低く(.312)、シーズン終盤は出番が減少した。
 
【ヤクルト】
エスコバー 8720万円
104試合 103安打 1本塁打 30打点 打率.273 OPS.641
イノーア 6600万円
9登板 0勝3敗 24.0回 15奪三振 防御率10.13
クック 6050万円
7登板 0勝3敗 16.0回 6奪三振 防御率7.88

 エスコバーは同じ元大物メジャーリーガーのジョーンズ(オリックス)やパーラ(巨人)よりはるかに安い年俸8720万円で加入。だが、最大の売りであるはずの遊撃守備で精彩を欠き、打っても104試合でわずか1本塁打、OPS.641とほとんど貢献できなかった。先発投手陣の強化を狙って獲得したイノーアとクックも、2人合わせて40.0投球回で0勝6敗、防御率9.45と壊滅的な成績。派手さはないがイニングはきっちりこなしてくれていたブキャナンを切って獲得した2人だけに痛い。助っ人陣が揃って期待を裏切ったことも、2年連続最下位の要因となった。

構成●SLUGGER編集部
 

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