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MLB

アクーニャJr.のパワー&スピードをカーディナルスが食い止められるか?【MLB地区シリーズ展望】

スラッガー編集部

2019.10.03

後半戦、別人のような好投を見せたフラハティは、プレーオフでもその勢いを持続できるだろうか?(C)Getty Images

後半戦、別人のような好投を見せたフラハティは、プレーオフでもその勢いを持続できるだろうか?(C)Getty Images

●試合終盤の攻防ではブレーブスが一枚上手?
 ブレーブス打線の真骨頂は試合終盤に発揮される。MLB.comの記事でも紹介されているが、7回以降の得点数(304)・本塁打数(94)はMLB最多と、相手リリーフ陣をとにかく打ち込んでいるのだ。アクーニャJr.、フレディ・フリーマン、ジョシュ・ドナルドソンの主砲トリオだけでなく、遊撃手のダンズビー・スワンソンも7回以降に限ればOPS.900以上を誇る。

 その逆転力も、自軍のブルペンが頼りなければ意味はないが、トレード・デッドラインでシェーン・グリーン、マーク・マランソン、クリス・マーティンらクローザーを次々と獲得。8月15日以降の救援防御率はリーグ2位と好調を維持している。そのせいもあって、1点差試合では28勝16敗(勝率.636)と圧倒的な強さを発揮している。
 
 一方、カーディナルスはというと、7回以降の得点数はリーグ10位。さらに、シーズン通算では3位のブルペン防御率も、8月15日以降に限れば10位とやや安定度を欠いている。しかも、カーディナルス打線で7回以降に強いコルテン・ウォンが左太腿裏を痛めているのも気になる。試合終盤の攻防はブレーブスが一枚上手かもしれない。
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