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プロ野球

史上6人目の東大出身選手、宮台康平はヤクルトで出番を得られるか?二軍スタートも先発&中継ぎともチャンスあり!

勝田聡

2021.02.08

■3年間で一軍登録はわずか1日

 日本ハム入団後はほとんどが二軍暮らしだった。一軍では1年目となる2018年8月23日のソフトバンク戦で4.2回2失点、被安打4、与四死球6、奪三振3という記録が残っている。勝ち負けはついていない。一軍に登録されたのも、3年間でこの1日だけである。

 二軍では通算で43試合に登板し140.1回を投げ、7勝8敗1セーブ、防御率5.58の成績を残した。大卒3年目となった昨年は14試合(先発7試合)で39.2回を投げ、0勝4敗、防御率7.71と奮わなかった。ドラフト下位指名の大卒投手が3年間で結果を残せず、二軍でも結果が出ていないとなれば構想外となるのも無理はない。

 戦力外通告を受けた後、宮台は日本ハムからも育成契約の打診を受けていたという。しかしそのまま育成での再契約することなく、12球団合同トライアウトを受験。寒空の神宮球場ではストレート、チェンジアップ、スライダーと各球種が冴え渡った。カウント1ボール1ストライクからとはいえ、三者連続三振という最高の結果を残しアピールに成功。ヤクルトとの支配下契約を勝ちとった。
 
■二軍スタートも先発、中継ぎともにチャンスあり

 2月7日時点で高津臣吾監督は宮台の起用法を明らかにしていない。本人も入団会見の場で、「役割については、チームから言われることだと思うので、僕はそこにフィットするように全力でやるだけだと思っています」と語っており先発、中継ぎのこだわりはない。

 この春季キャンプでは二軍スタートとなったが、これまでに他投手と同様の練習を行いながらブルペンにも入っている。故障などのアクシデントによる措置ではなさそうだ。
 

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