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プロ野球

史上6人目の東大出身選手、宮台康平はヤクルトで出番を得られるか?二軍スタートも先発&中継ぎともチャンスあり!

勝田聡

2021.02.08

 チームの左投手事情を見ると、先発ローテーション候補はベテランの石川雅規を筆頭に高橋奎二、ルーキーの山野太一、先発再転向となる寺島成輝と続くが、確約されている選手は不在。右腕を含めてもエースの小川泰弘をのぞくと、当確ランプが灯る選手はひとりもいない。

 中継ぎもキャンプで一軍スタートとなっている左腕は長谷川宙輝ただひとり。先発ローテーション、チームとして重要な左の中継ぎともに枠は空いているのが実情だ。

 二軍スタートとはいえ、宮台にもチャンスは十分にある。日本ハム時代に二軍ではあるが、先発と中継ぎの両役割をこなしていた強みがある分、役割にこだわらなければ一軍昇格への道は大きく広がりそうだ。まずは、二軍キャンプでともに汗を流している同じ左腕の久保拓眞、坂本光士郎、中尾輝との争いを制することが求められる。
 
 東大時代そしてトライアウトでも宮台は、神宮球場のマウンドで結果を残し、道を切り拓いてきた。しかしプロ入り後に一・二軍の公式戦で神宮球場のマウンドに立ったことはない。心機一転となった今年、一軍の戦力として、神宮球場のマウンドに戻ってくることが大目標となる。

取材・文●勝田聡

【著者プロフィール】
かつた・さとし/1979年生まれ、東京都出身。人材派遣業界、食品業界で従事し30代後半で独立。プロ野球、独立リーグ、MLBなど年間100試合ほど現地観戦を行っている。2016年から神宮球場でのヤクルト戦を全試合観戦中。

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