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プロ野球

田中将大、復帰後初実戦は収穫づくしの第1歩。3ラン浴びるも「今日感じたことがたくさんあった」<SLUGGER>

岩国誠

2021.02.21

「少しグッと力を入れた時に、若干(足元が)滑る部分があったので、リリースの瞬間ブレるという部分があった。ストライク(カウント)を取りに行く時は、そんなに力を入れないのですが、決めにいったスプリットだとかは、(足元が)滑る分、(指に)かかり過ぎちゃうという話をしていました」

 マウンドの違いについては、懸念材料の一つだが、小山コーチはこうも話した。

「地方球場だと、ここくらいの柔らかいマウンドはあるが、今は本当にどこの球場もアメリカ式の硬いマウンドが多いので、心配はしていないです。徐々に試合で投げながら、アジャストしていくと思います」

 田中自身も、こうした課題が出ることは、折込済みだ。
 
「試合では試合の出力、エネルギーの使い方っていうのがあるので、それはブルペンとは変わってくるというのはあります。今日投げて、そういういろんなところを感じられたというのが1番だと思います」

 もちろん、この試合でプラスの収穫もあった。初回の2番・中島への初球で、この日最速の148キロを計測した。

「アメリカに渡っていた7年間は今の時期、まだブルペンでしか投げていないので、いや上出来ですよ。そういうことを含めて、早め早めにいろんなことを感じたいというのがあった。とにかく、実戦でいろいろ感じたいというのがあったので、こうやってマウントに上がらせてもらって、いろいろ感じられた。もう収穫しかないです」

 収穫づくしの第1歩。楽天・田中将大の2021年シーズンは、ここから徐々に加速していく。

取材・文●岩国誠

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