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プロ野球

「異例づくめ」だった昨季の影響がどんな形で現れるか。投手陣のマネジメントが2021年ペナントレースを左右する〈SLUGGER〉

氏原英明

2021.03.26

 プロに限らず、2020年は日本球界全体がそれまでで「最も野球をしなかった年」として位置付けられる。プロ・アマ問わず、どのカテゴリーも試合の開催はおろか練習すらままならなかった。その分、疲労が蓄積されなかったことも意味する。

 ポイントになるのはその影響をどう活かすか、マネジメントするかだ。

 メジャーにいる日本人も含め、今年は例年に比べてオープン戦の仕上がりがいい選手が多い。どの選手も体が軽く、キャンプ開始からいい状態で入れているからだろう

 一方で、懸念されるのは、開幕が遅れたことに伴い、シーズン終了もずれ込んだことだ。

 過去2年の主な投手のシーズン最終登板日を比較すると以下のようになる。

大野雄大(中日) 19年:9月30日 20年:11月5日
山本由伸(オリックス) 19年:9月29日 20年:10月20日
則本昂大(楽天) 19年:10月5日 20年:11月3日
千賀滉大(ソフトバンク) 19年:10月19日 20年:11月21日*
菅野智之(巨人) 19年:10月23日 20年:11月21日*
*=日本シリーズ

 どの投手も約1ヵ月遅くなっていることが分かる。シーズンが終わるのが遅くなっても、21年のキャンプインも開幕も例年通り。つまり、オフの時間が短くなっていたことになる。

 今季の開幕投手を務めるソフトバンクの石川柊太がこんな話をしていた。

「結局、時間は変えられない。だから、練習の質を上げたところで1ヵ月足りないっていう事実はあるので、それを取り戻すには質を上げるのではなくて、1ヵ月もらわないと取り戻せない。そこでどうするかというと、スロースタートするしかないと思う」

 スロースタートの考え方はそれぞれだろう。

 5月くらいから一軍で投げ始めるのがスロースタートだという考え方もあれば、スタートは通常通りでも当初は入れ込みすぎないことを目指すのがスローだと捉える選手もいる。それぞれの立ち位置によって異なってくるが、前年の疲れが残ったままスタートしているのだとしたら、自身の体への問いかけは必要になってくるだろう。首脳陣もそのことを踏まえてマネジメントしなければならない。
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9回打ち切りも踏まえた投手陣運用がカギになる

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