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プロ野球

「異例づくめ」だった昨季の影響がどんな形で現れるか。投手陣のマネジメントが2021年ペナントレースを左右する〈SLUGGER〉

氏原英明

2021.03.26

 オフが短いことを受け、キャンプから逆算してきていたか。石川のような考えを持っているかどうかで大きな差が生まれるはずだ。

 試合数が減って昨季の労働量が減ったこと、オフが短く調整が難しかったことを踏まえ、球団が各投手のコンディションをどう見極めていくかがキーになる。
 
 加えて、今シーズンは9回打ち切りが決定している。延長戦を考慮しなくていいから、ブルペン陣の負担が減ることは間違いない。その中で、投手の運用マネジメントをうまくできたチームは一手先に手先を踏むことができるはずである。

「異例」づくめの2020年から、「通常」に戻る2021年。年間トータルで投手陣をマネジメントできるチームが頂点に立つのではないか。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。
 
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