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プロ野球

最もプラン通りに指名できた球団は?指名順位が意外だった選手は?|テーマ別ドラフト総括

2019.11.09

■意外に高評価だった選手は?

 前段でも触れたソフトバンク2位の佐藤、そして楽天から1位指名された小深田大翔(大阪ガス)の社会人野手2人は、直前の報道でも外れ1位という報道はなく、名前が呼ばれた瞬間、会場からも驚きの声が上がった。ともに守備と走塁が持ち味で、社会人での実績もあることから失敗するリスクの低い選手である。

 加えて、昨年外れ外れ1位だった近本光司(大阪ガス→阪神)が今年大活躍を見せたことも影響があったと考えられる。これを見ると、ドラフトはその年だけでなく、前の年の流れも指名に大きく影響してくると言えるだろう。
■意外に低評価だった選手は?

 投手では西武6位の井上広輝(日大三高)の順位にまず驚かされた。最速150キロを超えるストレートと質の高い変化球を低めに集め、総合力は高校生投手でも指折りの存在だけに上位指名の可能性もあったが、ヒジの故障歴の不安からか、意外な下位指名となった。

 野手ではU-18W杯でも活躍した武岡龍世(八戸学院光星高)がヤクルト6位とこちらも低い評価となった。全体で見ても、高校生の内野手で13番目の指名である。内角にはっきりと弱さのある打撃が影響したと見られるが、攻守にセンスのある選手だけに、この順位からの巻き返しを期待したい。

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