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プロ野球

【2020ドラフト候補ランキング最終版:1~10位】風間、森木、小園の“高校生ビッグ3”で1位となったのは…?<SLUGGER>

西尾典文

2021.10.08

▼6位:隅田知一郎[投手・西日本工大](前回順位:9位)
(すみだ・ちひろ/左投左打/波佐見高)
将来像:能見篤史(オリックス)
大学生では佐藤隼輔(筑波大)と並ぶ存在。6月の全日本大学野球選手権での快投で一気に1位候補の座を確固たるものとした。地方リーグ所属ながらスピードだけでなく、コントロール、変化球、投球術も高レベルで、勝負所で三振を奪えるのも大きな魅力だ。秋はワクチン接種の影響でやや登板数が少なかったが、それでも評価の高さは相変わらずで、最初の入札での1位指名の可能性は高い。
タイプ診断:#実戦派サウスポー #地方リーグ

▼5位:森木大智[投手・高知高](前回順位:5位)
(もりき・だいち/右投右打)
将来像:大瀬良大地(広島)
とうとう3年間で一度も甲子園の土を踏むことはできなかったが、投手としての総合力は確実にアップしている。下級生の頃は上半身の力みが目立ったが、今年は下半身主導で楽に腕が振れるようになり、ストレートも変化球も明らかにコントロールが安定した。フィールディングや牽制など投げる以外のプレーにもセンスを感じる。総合力では小園健太(市和歌山高)、風間球打(ノースアジア大明桜高)と並び、フォームに大きな欠点がないというのも心強い。
タイプ診断:#剛腕 #スーパー中学生
 
▼4位:佐藤隼輔[投手・筑波大](前回順位:4位)
(さとう・しゅんすけ/左投左打/仙台高)
将来像:早川隆久(楽天)
総合的に見ると、やはり大学生ではナンバーワンと言える存在。春のリーグ戦後は対外試合ができなかった影響もあってか、秋の開幕戦でわき腹を痛めたものの、降板するまでの投球は圧巻だった。完成度の高いフォームで力感なく150キロのストレートを投げられるのが大きな長所で、スライダー、チェンジアップも高レベル。体力的な不安は少し残るものの、逆に言えばまだまだこれから成長が見込めるというのも魅力だ。
タイプ診断:#ミスター0 #本格派サウスポー #フォーム◎

▼3位:風間球打[投手・ノースアジア大明桜高](前回順位:3位)
(かざま・きゅうた/右投左打)
将来像:サファテ(ソフトバンク)
多くの好投手が地方大会で敗退するなか、見事チームを夏の甲子園出場に導いた高校生の剛腕投手。甲子園でも2回戦で敗れたものの、度々ストレートは150キロ以上のスピードをマークし、前評判通りのポテンシャルの高さを見せた。ストレートの角度、迫力は大学生、社会人を含めてもナンバーワンと言えるだけのものがある。細かいコントロールや投球術には課題が残るものの、しっかり腕を振って投げられる変化球も高レベルだ。スケールの大きい高校生が欲しい球団には打ってつけの選手と言えるだろう。
タイプ診断:#剛腕 #スケール大 #ボールの角度◎
 
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