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プロ野球

【2020ドラフト候補ランキング最終版:1~10位】風間、森木、小園の“高校生ビッグ3”で1位となったのは…?<SLUGGER>

西尾典文

2021.10.08

▼2位:廣畑敦也[投手・三菱自動車倉敷オーシャンズ](前回順位:2位)
(ひろはた・あつや/右投右打/玉野光南高→帝京大)
将来像:槙原寛己(元巨人)
夏の日本選手権では初戦で敗れたものの、雨の降りしきる難しいコンディションの中でもコントロールを乱すことなく、改めてその能力の高さを見せつけた。社会人日本代表合宿で測定されたボールのスピード、回転数は圧倒的な数字を叩き出しており、変化球やコントロール、投球術も高レベル。先発でもリリーフでも力を発揮できるのも大きな長所だ。高校生や大学生と比べると一般的な知名度は高くないが、即戦力という意味ではナンバーワンと言える存在だ。来年から使える投手が欲しい球団にとっては、最も狙うべき選手と言えるだろう。
タイプ診断:#即戦力 #剛腕 #万能タイプ
 
▼1位:小園健太[投手・市立和歌山高](前回順位:1位)
(こぞの・けんた/右投右打)
将来像:金子弌大(日本ハム)
 1月時点からの1位を守り抜く結果となった。夏は和歌山大会決勝で敗れたものの、高い注目を集めたなかでも常に安定したピッチングを披露。コントロールと変化球はとても高校生とは思えないレベルにあり、ストレートもまだまだ速くなりそうな雰囲気がある。好素材の多い高校生投手の中でも総合力では一歩リードした存在だ。プロでも1年目にしっかりシーズンを戦える体力を身につけて、早ければ2年目から一軍のローテーション入りも期待できるだろう。
タイプ診断:#大型本格派右腕 #巧みな投球術 #スター候補

【表】ドラフト候補ランキング最終版1~50位一覧

文●西尾典文

【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
 

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