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MLB10球団による入札は必至!? 「注目するだけの価値がある」鈴木誠也の争奪戦はポスティング前から熾烈に

THE DIGEST編集部

2021.11.10

 具体的に獲得意欲を示す球団は他にもある。シアトル・マリナーズとサンフランシスコ・ジャイアンツも可能性を示唆している。

 まず、ポストシーズン進出が目標の来シーズンに向け、積極補強が噂されるマリナーズは、他でもないジェリー・ディポトGMが、鈴木獲得への興味を口にした。現地時間11月9日に、地元紙『Seattle Times』ら複数メディアのインタビューにこう回答している。

「スズキは素晴らしい選手だと思う。我々は彼をかねてからスカウトし続け、ビデオや現地で幅広くチェックしてきた。日本人選手なしにシーズンをスタートさせるつもりはない。間違いなくチャンスはある」

 一方、今季のレギュラーシーズンで107勝を挙げ、9年ぶりの地区優勝を果たした西海岸の名門も積極的だ。米新興メディア『The Athletic』で執筆するアンドリュー・バガリー記者は、「ジャイアンツは鈴木に関するかなりの情報を持っている」という。
 
「天性の才能を持っているスズキはバスター・ポージーの引退によって、打線に右の強打者を欲しているジャイアンツの理想にマッチする存在だ」

 今オフのFA市場における外野手のタレントは決して少なくはない。しかし、走攻守の三拍子をハイレベルにこなせる鈴木には先述の3球団の他に、ロサンゼルス・ドジャースやトロント・ブルージェイズ、シカゴ・カブス、ニューヨーク・メッツ、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズ、テキサス・レンジャーズが、獲得候補として報じられている。

 期限となる12月5日に向け、早ければ今週中にもポスティングを申請すると予想されている鈴木。その前からこれだけの関心を集めているポテンシャルは、やはり凄まじいというほかにない。

構成●THE DIGEST編集部
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