この年の6月、同期入団の和田が一足先に支配下登録をつかんだ。野手と投手、独立リーグ出身と高卒と、ポジションも経歴も違うとはいえ同期生が支配下登録されたことを「悔しい気持ちもありましたが、自分が上がるためのいい例、見本になるようなところを間近で見せてもらえました」とプラスに捉えた。
しかし、自身は支配下登録を果たせず「正直、8月の期限までに支配下というのは自分自身でも厳しいなと思っていて。とりあえず3年が区切りで、次の年がどうなるかなと不安に思っていたので、4年目があるのかどうか、いかに次につなげるかと頑張っていた気がします」と当時の心境を振り返った。
無事に育成再契約を交わして迎えたプロ4年目の開幕前、森にとって大きなターニングポイントとなる出来事があった。
「春季キャンプが終わってから、美馬(学)さんが浦和で残留していた時にフォークを教えてもらいました。自分の今までの概念が変わりましたし、フォークを習得できたことで自分の投球の幅が広がったなと思います」
スライダーに代えてフォークを決め球として使うようになって、森の投球は大きく変わった。
7月20日には、イースタン日本ハム戦で1安打完封勝利。この月はスカパー!ファーム月間MVPにも選ばれた。「今年ダメだったらダメだっていう気持ちで、8月までに支配下登録されるような結果を出していこうとは思っていた」森にとっても、この完封勝利は最高のアピール材料になるはずだった。
結局、8月末になっても昇格の声はかからず、「今後どうしていったらいいのかなと少し落ち込んだ感じはありました」というが、気持ちを切らすことなくシーズンを完走。イースタン・リーグ最多の10勝、奪三振は2位という好成績で優勝に貢献。ファーム日本選手権でも先発を務めた。
しかし、自身は支配下登録を果たせず「正直、8月の期限までに支配下というのは自分自身でも厳しいなと思っていて。とりあえず3年が区切りで、次の年がどうなるかなと不安に思っていたので、4年目があるのかどうか、いかに次につなげるかと頑張っていた気がします」と当時の心境を振り返った。
無事に育成再契約を交わして迎えたプロ4年目の開幕前、森にとって大きなターニングポイントとなる出来事があった。
「春季キャンプが終わってから、美馬(学)さんが浦和で残留していた時にフォークを教えてもらいました。自分の今までの概念が変わりましたし、フォークを習得できたことで自分の投球の幅が広がったなと思います」
スライダーに代えてフォークを決め球として使うようになって、森の投球は大きく変わった。
7月20日には、イースタン日本ハム戦で1安打完封勝利。この月はスカパー!ファーム月間MVPにも選ばれた。「今年ダメだったらダメだっていう気持ちで、8月までに支配下登録されるような結果を出していこうとは思っていた」森にとっても、この完封勝利は最高のアピール材料になるはずだった。
結局、8月末になっても昇格の声はかからず、「今後どうしていったらいいのかなと少し落ち込んだ感じはありました」というが、気持ちを切らすことなくシーズンを完走。イースタン・リーグ最多の10勝、奪三振は2位という好成績で優勝に貢献。ファーム日本選手権でも先発を務めた。
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