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「戦力充実度」と「財政余裕度」から診断! 23年オフのFA市場で大谷翔平と最もマッチするチームは?【ア・リーグ編】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.06.22

●トロント・ブルージェイズ
 ブラディミール・ゲレーロJr.らの台頭に合わせて勝負モードに移行し、1993年以来の頂点を目指して積極的に補強を展開している。先発投手のケビン・ゴーズマン、ホゼ・ベリオスと長期契約を締結済みで、ゲレーロJr.、ボー・ビシェットらの年俸も23年オフを迎える頃には跳ね上がる。

 だが、その時点でまだ世界一に届いていないようなら、“ラストピース”として大谷獲得に乗り出しても不思議はない。大谷も「勝てるチーム」には魅力を感じるはずで、相思相愛となる可能性は十分ありそうだ。

▼戦力充実度 ★★★★
▼財政余裕度 ★★★★

●シカゴ・ホワイトソックス
 数年にわたる地道なチーム再建を経て、昨季は久々に地区優勝を果たした。19年首位打者のティム・アンダーソンやキューバ出身のルイス・ロバートら複数の主力野手と長期契約を締結済みだが、どれも比較的リーズナブルで、さらなる補強も可能。

 戦力状況的にはおそらく先発陣の補強が最優先で、「投手・大谷」への期待が大きくなりそう。前回、世界一に輝いた05年は井口資仁(現ロッテ監督)が大きく貢献したが、その再現となるか。

▼戦力充実度 ★★★☆
▼財政余裕度 ★★☆☆
 
●クリーブランド・ガーディアンズ
 90年代半ばからMLBを見始めた人にとってはスター軍団というイメージが強いが、本来は典型的なスモールマーケット球団。昨年3月には資金難から生え抜きスーパースターのフランシスコ・リンドーアをメッツへ放出せざるを得なくなった。

 そんななかでも、今季開幕直後に看板選手のホゼ・ラミレスと7年1億5000万ドルで契約延長。昨季の総年俸が5000万ドルにも満たないチームにとっては大奮発で、さらに大谷獲得に動く可能性は限りなくゼロに近い。

▼戦力充実度 ★★☆☆
▼財政余裕度 ★☆☆☆

●デトロイト・タイガース
 再建モードに入っていたが、昨季は77勝85敗と健闘。オフにはFAで先発左腕のエデュアルド・ロドリゲス、遊撃手のハビア・バイエズを獲得するなど、久々に積極補強を展開した。20年ドラフト全体1位のスペンサー・トーケルソンをはじめ楽しみな若手も多い。

 元三冠王ミゲル・カブレラの大型契約はオプションも入れると24年まで残るが、本人は23年限りでの引退を明言している。大谷が偉大な強打者の後釜としてDHに座る可能性もなくはないか。

▼戦力充実度 ★★☆☆
▼財政余裕度 ★★☆☆
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