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MLB

平凡な投手が次々に大変身! MLB移籍を目指す藤浪晋太郎にオススメしたい“魔改造工場”ドジャースとレイズ<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2022.12.03

“魔改造”ぶりでは、レイズも負けてはいない。いや、むしろ投手に限るなら、ドジャースよりも一日の長があるかもしれない。

 総年俸では球界最低クラスに甘んじているが、データ部門への投資はMLBでも上位。そうすることで、ヤンキースやレッドソックスといった金満球団を向こうに回して毎年のように地区優勝を争っている。

 これまでも数多くの投手を“魔改造”してきたレイズだが、22年最大のヒット作は、先発ローテーションの一角を担い、135.1投球回で防御率2.46と好投したジェフリー・スプリングスだろう。今季開幕時点ですでに29歳、昨季までの通算防御率は4.73ともはや何の伸びしろもなさそうに見えたこの左腕を、レイズはどのように生まれ変わらせたのだろうか。

 端的に言えば、スライダーとチェンジアップの変化量を多くした。スライダーはより横変化を大きくして、左打者のフロントドアを攻められるように改造。 チェンジアップは逆に縦変化を大きくして、右打者の外角へ落とすボールにした。
 
 21年までは左打者を苦手としていたスプリングスだが、右打者に対しては4シームとチェンジアップを中心に攻めることで、打者の左右を苦にしなくなった。それが投球の安定感向上にもつながり、好成績を残せたというわけだ。

 スプリングスはレイズの指導法について「打者をどのようにアウトにするか。レイズに来ると、とにかくそれに没頭することができるんだ」と表現している。「(ボールの)握りを変えたり、変化を改良したり、リリースを調整したり。本当に多くの助けを得られたよ」。

 高卒1年目の13年から3年連続2ケタ勝利、15年には奪三振王を獲得した藤浪だが、近年は足踏み状態が続いている。だが、2m近い長身や155キロを超えるストレートなど、スペックの高さは誰もが認めるところ。

 ちょっとしたキッカケさえつかめれば、メジャーでも活躍できる可能性は十分あるはずだ。その「ちょっとしたキッカケ」を最も与えてくれそうなのがドジャースとレイズなのである。

構成●SLUGGER編集部

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