専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
プロ野球

【2019主力選手通信簿・巨人】MVP坂本&山口は文句なしの高評価、故障離脱の菅野は…

2019.12.11

【野手】
★打のMVP★
●坂本勇人 
[試合]143[打数]555[打率].312
[本塁打]40[打点]94[OPS].971[盗塁]5
評価:よくできました(A)
名実ともに歴代最強遊撃手の名を欲しいままにする“キャプテン”。今季は主に2番に座り、開幕からの連続出塁記録(36試合)を更新し、遊撃手歴代2位の40本塁打と打撃爆発。ベストナイン、ゴールデン・グラブに加え、セ・リーグ遊撃手初のMVPにも選ばれた。

●丸佳浩
[試合]143[打数]535[打率].292
[本塁打]27[打点]89[OPS].884[盗塁]12
評価:よくできました(A)
2年連続MVPを受賞した過去2年より成績は下降したが、坂本をプロテクトする3番打者として活躍。9月12日のDeNA戦では「あっち向いてほい」のようなツイスト打法で一発を放った。打席での考え方や練習姿勢などもチームに好影響を及ぼした。

●岡本和真
[試合]143[打数]555[打率].265
[本塁打]31 [打点]94[OPS].828[盗塁]3
評価:まずまずです(B)
序盤は大振りが目立ち、大ブレイクした昨季の姿を見せることは少なかったが、得意の8月に9本塁打、OPS1.014と爆発して2年連続で30本塁打をクリア。CSファイナルでは3本塁打7打点の猛打で最年少MVPに輝いた。

●亀井善行
[試合]131[打数]450[打率].284
[本塁打]13[打点]55[OPS].786[盗塁]9
評価:よくできました(A)
主に1番を任され、7月は両リーグ唯一の打率4割超え。8月20日の中日戦で見せた超絶キャッチは、原監督をして「イチローでも後ろにいかせていたかも」。攻守にわたる活躍で、プロ15年目で初めて年俸1億円の大台を突破した。

●ゲレーロ
[試合]101 [打数]287 [打率].237
[本塁打]21[打点]54 [OPS].863[盗塁]1
評価:まずまずです(B)
6月まで打率.211と振るわず二軍落ち。7月の再昇格後は持ち前のパワーを発揮し、OPSは岡本をも上回ったが、拙守と高年俸が祟って契約更新を見送られた。
 
●大城卓三
[試合]109 [打数]294 [打率].265
[本塁打]6[打点]30[OPS].718[盗塁]0
評価:まずまずです(B)
捕手ながら打力を生かして一塁でも42試合出場し、5番も任された。日本シリーズ第1戦でも一発。来季からは高橋由伸の背番号24を継承し、強打の捕手へ名乗りを上げる。

●小林誠司
[試合]92 [打数]213 [打率].244
[本塁打]2[打点]19[OPS].580[盗塁]1
評価:可もなく不可もなく(C)
大城・炭谷の捕手3人体制になったこともあり、4年ぶりに出場100試合を切った。ただ、盗塁阻止率.419は4年連続リーグ最高と守備力は健在で、山口とともに最優秀バッテリー賞に選ばれた。

●ビヤヌエバ
[試合]73 [打数]202 [打率].223
[本塁打]8[打点]24[OPS].711[盗塁]2
評価:がんばりましょう(D)
昨季メジャーで20発を放った長打力を期待されたが、6月1日の中日戦で左手1本で放った満塁弾が数少ない見せ場。三塁守備は素晴らしかっただけに、1年での戦力外は惜しい気も。

●阿部慎之助
[試合]95[打数]158[打率].297
[本塁打]7[打点]27[OPS].892[盗塁]0
評価:おつかれさまでした(-)
球史に残るレジェンドは4年ぶりに捕手復帰。出場は代打がメインだったが、史上19人目の通算400本塁打、通算229投手からの本塁打、本拠地最終戦でも一発。日本シリーズでもホームランを放ち、最後は両軍選手から胴上げされた。

●炭谷銀仁朗
[試合]58 [打数]126[打率].262
[本塁打]6[打点]26[OPS].745[盗塁]0
評価:まずまずです(B)
3年契約の1年目は主に若手投手の時に先発マスク。右手人差し指の骨折による故障離脱もあったが、5月1日の中日戦でのロメロからの一発、7月28日の阪神戦で13年ぶりとなる満塁弾含む1試合2発と打撃でも貢献。リーグ優勝の時は“胴上げ捕手”になった。

文●新井裕貴(SLUGGER編集部)
 

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号