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プロ野球

伊藤大海、山崎康晃は代表入り濃厚、浅村栄斗は落選?大谷の発言と背番号から占う残りのWBC日本代表<SLUGGER>

氏原英明

2023.01.07

 現在、背番号「19」を着けている選手で、侍ジャパン常連組は山崎康晃(DeNA)と山岡泰輔(オリックス)。そして、山崎は甲斐と同学年で、山岡は年下。ということは、甲斐は山崎に「19」を“譲った”のではないか。

 野手では、「3」と「10」も気になる。

 所属チームで「3」を着け、東京五輪でも主力として活躍した浅村栄斗(楽天)ではなく、若い牧秀悟(DeNA)が背番号「3」と発表されている。牧は、浅村が招集されなかった昨年11月の強化試合でも「3」を着けていたが、そのまま継続する形。ということは、浅村は漏れた可能性がある。

 一方、「10」は、強化試合では森友哉(オリックス)が着けていたが、すでに述べたようにWBCでは甲斐が背負う。森より年上の甲斐が東京五輪でも身につけた「10」を選んだとも考えることはできるが、森の処遇が気になる。新天地のオリックスでの番号である「4」を着ける可能性もあるが、気がかりなところだ。
 
 背番号「13」も面白い。

 昨年の強化試合では宮城大弥(オリックス)が、東京五輪では岩崎優(阪神)が着けた。また、所属チームで「13」を着ける森浦大輔(広島)は別の番号とはいえ強化試合で代表入りしている。代表未経験組でも、伊勢大夢(DeNA)高橋光成(西武)といった実力者がいる。

 大谷が会見でポロッと漏らした発言から、意外な楽しみが生まれた……と言っては失礼だろうか。だが、先行発表のメンバーとその背番号から、残りの代表選手の陣容を想像していくのもまた楽しい。果たして、最終メンバーはどう絞られていくのだろうか。

文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園は通過点です』(新潮社)、『baseballアスリートたちの限界突破』(青志社)がある。ライターの傍ら、音声アプリ「Voicy」のパーソナリティーを務め、YouTubeチャンネルも開設している。

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