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プロ野球

【2019主力選手通信簿・楽天】松井や森原らリリーフ陣が躍動。野手はブラッシュら新戦力が台頭したが…

出野哲也

2019.12.04

【野手】
●茂木栄五郎
[試合]141 [打数]568 [打率].282
[本塁打]13 [打点]55 [OPS].779 [盗塁]7
評価:よくできました(A)
「一年間試合に出続ける」との目標通り、欠場は2試合だけで、初の規定打席にも到達した。終盤戦にスタミナ切れし、8月半ばまで維持していた打率は下降したものの、平石前監督も称賛するベースランニングで多くの得点に絡んだ。

●浅村栄斗
[試合]143 [打数]529 [打率].263
[本塁打]33 [打点]92 [OPS].878 [盗塁]1
評価:よくできました(A)
FA移籍1年目はチーム唯一のフル出場。リーグワーストの162三振を喫するなど昨年に比べて粗さもあったが、打線の核となり自己最多の33本塁打。CSでも4本塁打7打点と気を吐いた。

●銀次
[試合]141 [打数]529 [打率].304
[本塁打]5 [打点]56 [OPS].752 [盗塁]2
評価:まずまずです(B)
バットコントロールは健在で、リーグ4位の打率.304をマーク。6月9日の中日戦では生え抜きの選手で球団初となる通算1000安打も達成したが、19本の併殺打が余計だった。

●島内宏明
[試合]133 [打数]506 [打率].287
[本塁打]10 [打点]57 [OPS].779 [盗塁]3
評価:まずまずです(B)
5月半ばまでは「つなぎの4番」、その後は適役の1・2番で起用。オールスター以降は.344の高打率で、8月は球団月間新の38安打。契約更改では初の1億円の大台をクリアした。

★打のMVP★
●ブラッシュ
[試合]128 [打数]426 [打率].261
[本塁打]33 [打点]95 [OPS].936 [盗塁]2
評価:よくできました(A)
来日1年目は特異なフォームだけでなく成績でも注目を集めた。5月に10本塁打、27打点と大爆発すると、6月も打率.355。打順も7番から4番に格上げされ、33本塁打は外国人打者の球団最多記録。OPS.936はリーグ3位と堂々たる成績だった。
 
●ウィーラー
[試合]117 [打数]411 [打率].243
[本塁打]19 [打点]67 [OPS].738 [盗塁]3
評価:がんばりましょう(D)
開幕5試合で4本塁打11打点と最高のスタートも竜頭蛇尾。10犠飛こそリーグ1位ながら打率・出塁率・長打率はすべて自己最低。守備でも81試合で10失策と攻守に精彩を欠いた。

●辰己涼介
[試合]124 [打数]314 [打率].229
[本塁打]4 [打点]25 [OPS].639 [盗塁]13
評価:可もなく不可もなく(C)
攻撃ではチーム最多の13盗塁を決めたとはいえ、プロの投手にはかなり苦労した。しかし、守備ではゴールデン・グラブ級の美技を連発。平石前監督も「本当に素晴らしい」と賛辞を惜しまなかった。

●渡邊佳明
[試合]77 [打数]218 [打率].225
[本塁打]1 [打点]26 [OPS].558 [盗塁]0
評価:可もなく不可もなく(C)
出塁率・長打率とも2割台と、新人ということを考慮しても微妙な成績。ただ、チャンスにはやたら強く、得点圏打率は夏場まで5割越え、最終的にも.393。守備でも内外野5ポジションをこなす汎用性を発揮した。

●田中和基
[試合]59 [打数]160 [打率].188
[本塁打]1 [打点]9 [OPS].567 [盗塁]3
評価:もっとがんばりましょう(E)
昨年の新人王も、3月に右足首を負傷、5月には左手首を骨折と故障続き。59試合にしか出られず打率も1割台と、まさしく2年目のジンクスにはまった格好で「みんながシーズンを戦っている間、僕は何もできなかった」と悔しさを吐露。

●嶋基宏
[試合]57 [打数]110 [打率].209
[本塁打]3 [打点]15 [OPS].635 [盗塁]0
評価:もっとがんばりましょう(E)
東北の屋台骨を支えた男も、今季は腰痛の影響で2度の登録抹消となるなど自己最少の出場57試合。CSでも堀内謙伍に出番を奪われ、オフにヤクルトへの移籍が決まった。

文●出野哲也

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