2月12日に行なわれたヤクルトとの練習試合。7回から3番手で登板した東だったが、2イニングを5失点と打ち込まれてしまった。しかし、こんなところで立ち止まってはいられない。登板3日前にはこんなことも話していた。
「抑えたい、勝ちたいが強すぎると、どこかで歯車が狂ったときに、メンタル的に大変になってしまう部分があるので、まずはそこではなくシンプルに野球を楽しむ。そのために全力で取り組む。その結果がいいものになって『よし勝った』って言えるようなシーズンにしたいと思います」
そんな東にとって、頼もしいライバルがチームに加わることとなった。オフシーズンの現役ドラフトで、共に自主トレを行なう笠原祥太郎が、中日から移籍してくることになったのだ。
「自主トレ先のトレーナーさんが東の同級生で、その方のところで木下雄介さんが教わっていて、僕も紹介してもらって行なってたんですが、そこに東もくるようになって、それで一緒にやるようになったんです」
そう話す笠原もまた、新天地で巻き返しを狙う男だ。
東より1つ年上の笠原は、2016年のドラフト4位で中日に入団。ルーキーイヤーの2017年に一軍デビューし、先発3試合目となった9月18日の巨人戦でプロ初勝利を飾る。2018年には開幕ローテーション入りし、2019年には開幕投手にも指名。しかし、後に不整脈が発覚し手術を受けることなく、この年の登板は8試合に終わった。
以降、一軍に定着できないシーズンが続く中、巻き返しを誓った昨年、中日一軍キャンプで当時新任だった落合英二投手コーチが考案したストライクテストのメンバーに選ばれ、見事合格ラインをクリア。開幕一軍の第一関門を突破していた。
「ああ言う緊張感の中で、ちゃんとストライクを取らなきゃいけない。本当の試合と同じような雰囲気で、気持ちを自分で作ってやると言う部分で、本当にいい練習だったと思っています。あのテストでは、ストライクが入らなければ、次のステップ、実戦登板のチャンスがもらえなかったので危機感もありましたね」
しかし、開幕は二軍スタート。4月2日の初登板は好投したものの、一軍登板は4試合に止まり、現役ドラフトでDeNAへの移籍が決まった。
「中日での6年間は、辛いことの方が多かったんですが、開幕投手に選んでいただいたり、いい経験もさせていただきました。最後のほうは結果が出なかったですが、本当にためになった6年間だったと思います」
「抑えたい、勝ちたいが強すぎると、どこかで歯車が狂ったときに、メンタル的に大変になってしまう部分があるので、まずはそこではなくシンプルに野球を楽しむ。そのために全力で取り組む。その結果がいいものになって『よし勝った』って言えるようなシーズンにしたいと思います」
そんな東にとって、頼もしいライバルがチームに加わることとなった。オフシーズンの現役ドラフトで、共に自主トレを行なう笠原祥太郎が、中日から移籍してくることになったのだ。
「自主トレ先のトレーナーさんが東の同級生で、その方のところで木下雄介さんが教わっていて、僕も紹介してもらって行なってたんですが、そこに東もくるようになって、それで一緒にやるようになったんです」
そう話す笠原もまた、新天地で巻き返しを狙う男だ。
東より1つ年上の笠原は、2016年のドラフト4位で中日に入団。ルーキーイヤーの2017年に一軍デビューし、先発3試合目となった9月18日の巨人戦でプロ初勝利を飾る。2018年には開幕ローテーション入りし、2019年には開幕投手にも指名。しかし、後に不整脈が発覚し手術を受けることなく、この年の登板は8試合に終わった。
以降、一軍に定着できないシーズンが続く中、巻き返しを誓った昨年、中日一軍キャンプで当時新任だった落合英二投手コーチが考案したストライクテストのメンバーに選ばれ、見事合格ラインをクリア。開幕一軍の第一関門を突破していた。
「ああ言う緊張感の中で、ちゃんとストライクを取らなきゃいけない。本当の試合と同じような雰囲気で、気持ちを自分で作ってやると言う部分で、本当にいい練習だったと思っています。あのテストでは、ストライクが入らなければ、次のステップ、実戦登板のチャンスがもらえなかったので危機感もありましたね」
しかし、開幕は二軍スタート。4月2日の初登板は好投したものの、一軍登板は4試合に止まり、現役ドラフトでDeNAへの移籍が決まった。
「中日での6年間は、辛いことの方が多かったんですが、開幕投手に選んでいただいたり、いい経験もさせていただきました。最後のほうは結果が出なかったですが、本当にためになった6年間だったと思います」
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