ミネソタの地元紙によれば、息子は教えられるまで父のツイートに気づかず、バードに連絡して謝罪したという。だが、オースティン自身もかなりの暴れん坊だ。ツイート騒動の4ヵ月前の4月には、自身がレッドソックス戦では大立ち回りを演じた。死球を受けたオースティンがバットをグラウンドに叩きつけ、相手投手(ジョー・ケリー)に向かって突進。大乱闘に発展したのだ。
この事件、直接の引き金はケリーがぶつけた死球だが、きっかけを作ったのはオースティンだった。3回表に二塁へ滑り込んだ際、オースティンは左足を高く上げ、二塁手の右足を“削った”。ケリーがぶつけたのは、その報復だった。
なお、オースティンの父は今年3月のリツイートを最後に、ツイッターを更新していない。これは反省しているのか、嵐の前の静けさとなるのか。オースティン自身はDeNA入団に際し、インスタグラムに「日本のベイスターズでプレーする機会に感謝とともにワクワクしている!! 2月に会おう! がんばります」と書き込んでいる。最後の「がんばります」は、英語ではなく日本語だ。
大暴れするオースティンとその父。見たくないような、でもちょっと見たいような……。
文●宇根夏樹
【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。
この事件、直接の引き金はケリーがぶつけた死球だが、きっかけを作ったのはオースティンだった。3回表に二塁へ滑り込んだ際、オースティンは左足を高く上げ、二塁手の右足を“削った”。ケリーがぶつけたのは、その報復だった。
なお、オースティンの父は今年3月のリツイートを最後に、ツイッターを更新していない。これは反省しているのか、嵐の前の静けさとなるのか。オースティン自身はDeNA入団に際し、インスタグラムに「日本のベイスターズでプレーする機会に感謝とともにワクワクしている!! 2月に会おう! がんばります」と書き込んでいる。最後の「がんばります」は、英語ではなく日本語だ。
大暴れするオースティンとその父。見たくないような、でもちょっと見たいような……。
文●宇根夏樹
【著者プロフィール】
うね・なつき/1968年生まれ。三重県出身。『スラッガー』元編集長。現在はフリーライターとして『スラッガー』やYahoo! 個人ニュースなどに寄稿。著書に『MLB人類学――名言・迷言・妄言集』(彩流社)。