――今回の中国代表はどんなチームでしょうか？

「2013年や2017年のメンバーから完全に入れ替わり、若い選手が中心となっています。また僕の他にも日本でプレーしていた選手や日本でプレーする選手がいたりと、良いメンバーです。新しい中国代表の野球を皆さんにお見せすることができると思います」

――中国代表のディーン・トリーナー監督はどんな人でしょうか？「監督はとにかく活気に満ち溢れていて、とても情熱的な男です。とにかく情熱がすごい。合言葉はSHOCK THE WORLD 世界を驚かせ！で、どんな時でも選手たちを元気付けてくれ勇気を与えてくれます。本当に尊敬しています」
  ――対戦を楽しみにしている日本代表の選手はいますか？

「本当に全員ですね。僕は野手なので日本の投手と対戦するのはもちろん、守備中も日本の打者たちがどんなバッティングをするのか期待しつつ、集中して守りたいと思います」

――ちなみに、梁培選手は高校野球時代などに対戦した選手や縁のある選手はいるのでしょうか。

「今回の日本代表には直接はいませんが、例えば中学のシニア時代は日本ハムの清宮選手と一緒にプレーしていました。僕が彼の一つ年上になります」

――日本以外に同組に入っている韓国やオーストラリア、チェコについての印象はいかがでしょうか。

「今大会は韓国も素晴らしいメンバーが揃っていますので、対戦をとても楽しみにしています。特にキム・ハソン選手（サンディエゴ・パドレス所属）のプレーには注目しています。オーストラリアやチェコも年々レベルを上げてきていますし、毎試合が今後の中国野球において大きな意味を持ってくるので、全試合全力で戦っていければと思います」

――では最後に日本の野球ファンへメッセージをお願いします。

「皆さんこんにちは、中国代表の梁培と言います。初戦から侍JAPANとの対戦になりましたが、やるからにはもちろん勝つ気でいます。中国の野球人口は毎年増えていますし、日本の選手に負けない身体能力を持っている選手が数多くいます。これから中国の野球はどんどんレベルアップしていくと思いますので、先ず今回のWBCをキッカケに少しでも中国野球に興味を持って頂けたら幸いです。3月9日は是非楽しみにしていてください。謝謝！」

取材・文●久保田嶺

[取材者プロフィール]
久保田嶺（くぼた・れい）／1991年生まれ、埼玉県出身。Rouse Shanghai Co., Ltd.代表。日中のスポーツに関する広告や選手マネージメントを手掛ける。自身の中国SNSフォロワー数も40万人とインフルエンサーとしても活躍。特に好きなスポーツはサッカー。中国上海市在住。
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