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元人類最速左腕にノーヒッター男、実力派ベテランとの再合流も…エンジェルスが獲得を検討するべき5人の「途中補強候補」<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.05.25

▼アレックス・カッブ(ジャイアンツ)
実力:★★★☆ 獲得難易度:★★★☆

 21年にエンジェルスに在籍したベテラン右腕との再合流するのも「アリ」だ。派手さはないが、シンカーとスプリッターでゴロを量産する投球が持ち味。怪我が多く、エンジェルスで投げた21年も18先発にとどまったものの、防御率3.76と及第点の投球だった。その年のオフにFAとなってジャイアンツへ移籍した際には「決定的な過ち」とエンジェルスファンから球団を批判する声も聞かれた。

 今季は10先発時点で防御率2.17と絶好調。目下の時点でジャイアンツがプレーオフ争いにとどまっているので、移籍市場に出ない可能性もあるが、ターゲットとしては申し分ない。今季年俸は900万ドル、来季は1000万ドルの球団オプションと契約もリーズナブルで、獲得への障害は低い。

▼アロルディス・チャップマン(ロイヤルズ)
実力:★★☆☆ 獲得難易度:★★☆☆

 ヤンキースの守護神として活躍した“元・球界速球王”。昨季は自己最悪のシーズンを送ったが、低迷球団ロイヤルズで復活を目指した今季は自慢の速球が威力を取り戻しつつある。

 4シームの平均球速は99.5マイルにまで回復し、先日のパドレス戦では103.8マイル(167.1キロ)も計時。空振り/スウィング率や被打球初速などもMLBトップクラスと、自慢の4シームは全盛期と遜色ない威力を誇っている。
 与四球率は5.79とコントロールは荒れ気味で、9回を任せるには不安が募るのも事実だが、エンジェルスのリリーフ陣に加わった暁には戦力アップにつながることは間違いない。

▼ブレント・スーター(ロッキーズ)
実力:★★☆☆ 獲得難易度:★★☆☆

 同じ左腕でも、チャップマンとはありとあらゆる点で正反対の変則タイプ。4シームの平均球速は85.8マイル(138.1キロ)と球界で最も遅い部類だが、独特のフォームと角度から投じるため、打者はタイミングが取りづらい。ここに空振りを量産するチェンジアップを織り交ぜて打者を仕留める。

 今季はここまで20試合に投げて防御率0.88。“打者天国”を本拠とするロッキーズにあって、30.2回で被本塁打0は驚異的だ。登板数とイニング数を見ても分かるように、ロングリリーフを難なくこなせる点も大きな魅力だ。

 構成●SLUGGER編集部
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