５位：早川隆久[投手・早稲田大]
（はやかわ・たかひさ／左投左打／木更津総合高）
将来像：和田毅（ソフトバンク）
　高校時代から甲子園を沸かせたサウスポー。大学入学後に少しフォームを崩したこともあったが、今年は春秋のリーグ戦、大学日本代表とフル回転の活躍を見せた。ボールの出所の見づらいフォームで、ストレートと同じ軌道から鋭く変化するスライダー、チェンジアップは一級品。大学でスピードも確実にアップしている。不調時に粘ることができるようになれば、間違いなく１位指名の12人には入ってくるだろう。
■タイプ診断：#即戦力　#先発タイプ

６位：五十幡亮汰[外野手・中央大]
（いそばた・りょうた／右投左打／佐野日大高）
将来像：福本豊（元阪急）
　全国中学陸上選手権の100m、200ｍで二冠に輝き、「サニブラウンに勝った男」として全国的にも有名になった快足の持ち主。大学では期待されながらも非力なバッティングが災いして結果を残すことができなかったが、今年に入って体重が増えてようやく力強さが出てきた。その強肩ぶりも大学球界トップレベル。大学日本代表候補合宿でも抜群の存在感を示しており、この秋に見せた打撃を継続できれば、上位指名の可能性は高い。
■タイプ診断：#神速　#鉄砲型　#リードオフマン ７位：小深田大地［三塁手・履正社高］
（こぶかた・だいち／右投左打）
将来像：村上宗隆（ヤクルト）
　来年の高校球界を代表する左の強打者。強打者の揃う履正社で１年夏から中軸を任されており、今年の夏の甲子園でも全国制覇に大きく貢献。先輩の安田尚憲（ロッテ）に比べると上背は劣るものの、体つきやスウィングスピード、長打力は決して引けをとらない。フルスウィングしながらも、広角に打てる上手さも併せ持っている。将来の中軸候補が不足している球団にとっては、来年の候補の中で最も魅力的な存在と言えるだろう。
■タイプ診断：#長距離砲　#中軸候補

８位：森博人［投手・日本体育大］　
（もり・ひろと／右投右打／豊川高）
将来像：近藤一樹（ヤクルト）
　豊川高校時代も県内では評判の右腕だったが、大学でも順調に成長。１年秋から主にリリーフとして登板を重ね、この秋のリーグ戦では最速155㎞もマークしている。少しスリークォーター気味の腕の振りで、独特のボールの角度があるのが持ち味。緩急をつけるカーブ、打者の手元で鋭く変化するスライダーも一級品だ。リリーフであれば即戦力になれる可能性が高いが、最終学年でどのような起用法になるかに注目したい。
■タイプ診断：#柔軟性　#リリーフタイプ