▼6位 アーロン・シバーリ
(ガーディアンズ→レイズ)
ガーディアンズは当初、20年にサイ・ヤング賞を受賞したエースのシェーン・ビーバーを放出すると盛んに噂されていた。だがビーバーは、7月24日に右ヒジの炎症で故障者リスト入り。ガーディアンズが代わって放出したのはシバーリ。今季は絶好調で、移籍時点での防御率2.34はビーバー(3.77)よりもはるかに優れている。また、FAまであと2年半保有できる点も魅力で、レイズが将来の中軸候補と目される強打の一塁手、カイル・マンザードを放出してまで獲得した。
▼5位 ルーカス・ジオリト
(ホワイトソックス→エンジェルス)
前半戦の低迷により、ホワイトソックスは多くの主力を売りに出すとみられていたが、中でも目玉だったのが今オフFAとなるジオリトだった。20年にノーヒッターも達成した大谷と同い年の右腕は、昨季の不振から脱して好投。ドジャースやダイヤモンドバックスなど、多くのコンテンダーが関心を示していた中、エンジェルスはリリーフのレイナルド・ロペスとセットで獲得に成功した。「大谷を放出しない」と表明した直後の補強で、今季への”オール・イン”を強烈に示す形となった。
▼4位 ジェイマー・キャンデラリオ
(ナショナルズ→カブス)
21年にナ・リーグ最多の42二塁打を放った両打ちの中距離打者。今季は自身初の25本塁打も夢ではないペースで打ちまくっているだけでなく、三塁守備でもいい動きを見せており、移籍市場に出た野手の中ではかなりの注目株だった。ナショナルズのマイク・リゾーGMは「8チームからオファーをもらった」と語り、マーリンズやエンジェルスも強い興味を示していた中、射止めたのは意外にも買い手に回ったカブス。キャンデラリオにとっては16年にメジャーデビューしたチームでもあり、6年ぶりの古巣復帰となる。
▼3位 ジョーダン・モンゴメリー
(カーディナルス→レンジャーズ)
開幕からまさかに低迷にあえいでいたカーディナルスで、早くから人気を集めていた技巧派左腕。シンカーと制球力を武器に安定した成績を残していたのに加えて、今オフFAということもあって放出は不可避とみられていた。ドジャースやダイヤモンドバックス、フィリーズも興味を示していた中、前日にマックス・シャーザー(後述)を補強したばかりのレンジャーズが、7月30日に3選手との交換でリリーバーのクリス・ストラットンとともに獲得に成功。7年ぶりの地区優勝へのラストスパートを印象づける補強となった。
(ガーディアンズ→レイズ)
ガーディアンズは当初、20年にサイ・ヤング賞を受賞したエースのシェーン・ビーバーを放出すると盛んに噂されていた。だがビーバーは、7月24日に右ヒジの炎症で故障者リスト入り。ガーディアンズが代わって放出したのはシバーリ。今季は絶好調で、移籍時点での防御率2.34はビーバー(3.77)よりもはるかに優れている。また、FAまであと2年半保有できる点も魅力で、レイズが将来の中軸候補と目される強打の一塁手、カイル・マンザードを放出してまで獲得した。
▼5位 ルーカス・ジオリト
(ホワイトソックス→エンジェルス)
前半戦の低迷により、ホワイトソックスは多くの主力を売りに出すとみられていたが、中でも目玉だったのが今オフFAとなるジオリトだった。20年にノーヒッターも達成した大谷と同い年の右腕は、昨季の不振から脱して好投。ドジャースやダイヤモンドバックスなど、多くのコンテンダーが関心を示していた中、エンジェルスはリリーフのレイナルド・ロペスとセットで獲得に成功した。「大谷を放出しない」と表明した直後の補強で、今季への”オール・イン”を強烈に示す形となった。
▼4位 ジェイマー・キャンデラリオ
(ナショナルズ→カブス)
21年にナ・リーグ最多の42二塁打を放った両打ちの中距離打者。今季は自身初の25本塁打も夢ではないペースで打ちまくっているだけでなく、三塁守備でもいい動きを見せており、移籍市場に出た野手の中ではかなりの注目株だった。ナショナルズのマイク・リゾーGMは「8チームからオファーをもらった」と語り、マーリンズやエンジェルスも強い興味を示していた中、射止めたのは意外にも買い手に回ったカブス。キャンデラリオにとっては16年にメジャーデビューしたチームでもあり、6年ぶりの古巣復帰となる。
▼3位 ジョーダン・モンゴメリー
(カーディナルス→レンジャーズ)
開幕からまさかに低迷にあえいでいたカーディナルスで、早くから人気を集めていた技巧派左腕。シンカーと制球力を武器に安定した成績を残していたのに加えて、今オフFAということもあって放出は不可避とみられていた。ドジャースやダイヤモンドバックス、フィリーズも興味を示していた中、前日にマックス・シャーザー(後述)を補強したばかりのレンジャーズが、7月30日に3選手との交換でリリーバーのクリス・ストラットンとともに獲得に成功。7年ぶりの地区優勝へのラストスパートを印象づける補強となった。
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