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プロ野球

村上宗隆が“不振”に陥った原因はWBCだった?「村神様」の降臨がヤクルト浮上の鍵を握る!

生島淳

2023.08.04

 それにしても、村上の不調はヤクルトにとっても高くついた。

 8月3日時点で、クライマックスシリーズ進出圏である3位のDeNA、4位の巨人とのゲーム差は8、首位の阪神までは14.5ゲーム差がついている。

 残りは50試合を切った。現在、チームは39勝53敗。今後、10試合を6勝4敗ペースで乗り切ったとしても、5割には戻せない。7勝3敗ペースにギアを上げなければならない。

 それには村上のバットが火を噴くことが大切になるが、8月は村上にとって験の良い月だ。昨年の8月は、とにかく打ちまくったのだ。

 打率は4割超え、本塁打は12本を数えた。特に8月2日には日本記録となる5打席連続本塁打を放ち、8月27日には5打数5安打、その流れで連続14打席出塁とUnstoppable、止められない4番になっていた。

 その再現ができれば...。連勝を重ねることで上位球団にプレッシャーをかけることができるかもしれない。
 
 8月3日の巨人戦では、2回の第1打席に目の覚めるような二塁打をライト線に放った。スタンドがどよめいたほどの打球だった。

 打球の飛距離は、打球が上がった角度と、初速によってどこまで飛ぶかが決まる。いまの村上を見ていると、初速は昨季と遜色ないように見える。問題は角度だ。繊細な感覚が完全に戻ってくれば、自ずと結果が伴い、チームの成績も向上していくだろう。

 幸い、投手陣は小澤怜史、山野太一らの新しい戦力が台頭し、駒はそろいつつあるし、打線でも俊足の並木秀尊が1番打者に定着し、ケガで戦線を離脱していた山田哲人、塩見泰隆も戻ってきた。

 つまるところ、ヤクルト浮上の鍵は「村神様」の降臨にかかっている。

文●生島淳

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