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【DeNA】「開き直って投げる」CS初勝利へ向けて“エース”今永昇太が整える心技体

萩原孝弘

2023.10.11

ENEOSとの練習試合で好投。大一番へ手応えを掴んだようだ。写真:萩原孝弘

ENEOSとの練習試合で好投。大一番へ手応えを掴んだようだ。写真:萩原孝弘

 斎藤隆チーフピッチングコーチも「監督がいつも選手に促しているように、特になにかを変えられる訳でもないし、変えないといけないわけでもないし必要もない。ピッチャーはシーズンでやってきたものをよりシンプルにより丁寧になっていくことが重要になってくる」と短期決戦でも平常運転を重要視。今永のマインドのセットにも「本人が一番カンファンタブルな気持ちでマウンドに上がってくれればそれでいい。そこはもう彼ぐらいのピッチャーになれば、僕がいちいちああせいこうせいではないので、彼がそう思えばそれでいい」と絶対の信頼を寄せていた。
 

 クライマックスシリーズはここまで7試合2敗2ホールドと勝ち星はないが、1戦目に東克樹で勝利していれば王手、落としてしまっていれば逆王手となる重要なCSファーストステージの2戦目を任されることとなった左腕は「もちろんファーストステージを突破しなければその次はないので、自分が任された試合はしっかりと勝てるように。多くても自分が投げる試合は数試合と限られてくるので、一試合一試合を大事にしながら投げていきたいと思います」と鋭い眼力とともに覚悟の言葉を残した。

 プロ入りから8年、毎年研ぎ澄ませてきた心技体を武器に、日本球界最高峰の栄誉を狙いに行く準備は整った。

取材・文●萩原孝弘
【動画】チェンジアップで決めた! 今永昇太、通算1000奪三振達成

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