▼25位:松本健吾[投手・トヨタ自動車](前回順位:35位)
(まつもと・けんご/右投右打/東海大菅生高→亜細亜大)
今年の社会人を代表する右腕。昨年の日本選手権では初戦で1安打完封と圧巻の投球を見せて一気に評価を上げた。今年は右肩の不調もあって出遅れ、なかなか調子が上がらなかったものの、都市対抗本選ではリリーフとして優勝に貢献。大学時代から制球力と投球術には定評があり、安定感は大きな魅力だ。昨年秋の球威が戻れば、1年目から一軍のローテーション入りも期待できるだろう。
タイプ診断:#復活に期待
▼24位:堀柊那[捕手・報徳学園高](前回順位:24位)
(ほり・しゅうな/右投右打)
抜群の強肩が光る高校ナンバーワンキャッチャー。2.00秒を切れば強肩と言われるセカンド送球はコンスタントに1.8秒台をマークする。選抜でも圧巻の送球で大観衆を沸かせた。少し攻守の動きが硬いなどの課題はあるものの、肩の強さはプロでもトップクラス。捕手でありながら抜群の脚力を誇り、打撃も調子の波はあるもののバットを振る力は申し分ない。早くからプロでしっかり鍛えれば、長く正捕手を任されるような選手に成長する可能性も十分だ。
タイプ診断:#鉄砲型 #フットワーク◎
▼23位:草加勝[投手・亜細亜大](前回順位:28位)
(くさか・しょう/右投左打/創志学園高)
高校時代は西純矢(阪神)の控え投手だったが、亜細亜大で大きく成長。昨年秋は最終週防御率のタイトルを獲得すると、今年の春もリーグトップの6勝をマークしてベストナインと最優秀投手を受賞した。球種によってフォームが変わるが、それもあえてやっているように見え、打者との駆け引きの上手さは大学球界でもトップクラス。まだ細身なだけに、高い出力を維持できるようになればプロでも先発として期待できるだろう。
タイプ診断:#タフネス右腕 #先発タイプ ▼22位:滝田一希[投手・星槎道都大](前回順位:14位)
(たきた・かずき/左投左打/寿都高)
北海道の大学球界で注目を集めている本格派サウスポー。高校時代は部員も少ないチームで全く実績もなかったが、大学で大きく成長し、大学日本代表候補に選ばれるまでになった。大学選手権では中盤に崩れたものの、初となる全国の舞台でも好投。秋も出遅れたが、シーズン中盤には復調を印象付けた。鋭い腕の振りから繰り出す150キロに迫るストレートとブレーキ抜群のチェンジアップが武器で、三振を奪えるのも魅力。スライダー系のボールが良くなるかがプロで活躍できるかのカギになりそうだ。
タイプ診断:#無名校出身 #地方の星
▼21位:高太一[投手・大阪商業大](前回順位:21位)
(たか・たいち/左投左打/広陵高)
豪快な腕の振りが魅力の大型サウスポー。広陵では河野佳(現広島)の控え投手だったが大学で大きく成長し、好調時には150キロ以上をマークするまでになった。ストレートの勢いに調子の波はあるものの、本格派サウスポーにしてはコントロールも安定しており、悪いなりの投球ができるのも持ち味。先発もリリーフも経験しているのもプラス材料だ。プロでしっかり鍛えれば驚くようなボールを投げるようになる可能性も高い。
タイプ診断:#高校時代は控え #本格派左腕
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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(まつもと・けんご/右投右打/東海大菅生高→亜細亜大)
今年の社会人を代表する右腕。昨年の日本選手権では初戦で1安打完封と圧巻の投球を見せて一気に評価を上げた。今年は右肩の不調もあって出遅れ、なかなか調子が上がらなかったものの、都市対抗本選ではリリーフとして優勝に貢献。大学時代から制球力と投球術には定評があり、安定感は大きな魅力だ。昨年秋の球威が戻れば、1年目から一軍のローテーション入りも期待できるだろう。
タイプ診断:#復活に期待
▼24位:堀柊那[捕手・報徳学園高](前回順位:24位)
(ほり・しゅうな/右投右打)
抜群の強肩が光る高校ナンバーワンキャッチャー。2.00秒を切れば強肩と言われるセカンド送球はコンスタントに1.8秒台をマークする。選抜でも圧巻の送球で大観衆を沸かせた。少し攻守の動きが硬いなどの課題はあるものの、肩の強さはプロでもトップクラス。捕手でありながら抜群の脚力を誇り、打撃も調子の波はあるもののバットを振る力は申し分ない。早くからプロでしっかり鍛えれば、長く正捕手を任されるような選手に成長する可能性も十分だ。
タイプ診断:#鉄砲型 #フットワーク◎
▼23位:草加勝[投手・亜細亜大](前回順位:28位)
(くさか・しょう/右投左打/創志学園高)
高校時代は西純矢(阪神)の控え投手だったが、亜細亜大で大きく成長。昨年秋は最終週防御率のタイトルを獲得すると、今年の春もリーグトップの6勝をマークしてベストナインと最優秀投手を受賞した。球種によってフォームが変わるが、それもあえてやっているように見え、打者との駆け引きの上手さは大学球界でもトップクラス。まだ細身なだけに、高い出力を維持できるようになればプロでも先発として期待できるだろう。
タイプ診断:#タフネス右腕 #先発タイプ ▼22位:滝田一希[投手・星槎道都大](前回順位:14位)
(たきた・かずき/左投左打/寿都高)
北海道の大学球界で注目を集めている本格派サウスポー。高校時代は部員も少ないチームで全く実績もなかったが、大学で大きく成長し、大学日本代表候補に選ばれるまでになった。大学選手権では中盤に崩れたものの、初となる全国の舞台でも好投。秋も出遅れたが、シーズン中盤には復調を印象付けた。鋭い腕の振りから繰り出す150キロに迫るストレートとブレーキ抜群のチェンジアップが武器で、三振を奪えるのも魅力。スライダー系のボールが良くなるかがプロで活躍できるかのカギになりそうだ。
タイプ診断:#無名校出身 #地方の星
▼21位:高太一[投手・大阪商業大](前回順位:21位)
(たか・たいち/左投左打/広陵高)
豪快な腕の振りが魅力の大型サウスポー。広陵では河野佳(現広島)の控え投手だったが大学で大きく成長し、好調時には150キロ以上をマークするまでになった。ストレートの勢いに調子の波はあるものの、本格派サウスポーにしてはコントロールも安定しており、悪いなりの投球ができるのも持ち味。先発もリリーフも経験しているのもプラス材料だ。プロでしっかり鍛えれば驚くようなボールを投げるようになる可能性も高い。
タイプ診断:#高校時代は控え #本格派左腕
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間400試合以上を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
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