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最有力ドジャースはFAのマルティネスにクオリファイング・オファーを提示せず...大谷翔平獲得候補球団の“DH事情”【ナ・リーグ編】<SLUGGER>

SLUGGER編集部

2023.11.07

【ドジャース】
2023成績:100勝62敗(西地区1位)

 以前から大谷のFA移籍先最有力候補に挙げられていて、その評価は今も変わっていない。慣れ親しんだアナハイムからも近いこと、毎年ワールドチャンピオンを狙うだけの戦力を保持していることなど、「最有力」に挙げられる理由はいくつかあるが、DHに空きがあることもその一つだ。

 今季はベテランのJD・マルティネスが主にDHを務め、打率.271、33本塁打、OPS.893の好成績を残したが、このオフFA。しかも、クオリファイング・オファーを提示しなかったため、残留の可能性は低くなった。そもそも、1年契約で加入した昨オフから「大谷獲得へのフラグ」と見る向きがあったほどで、事態は球団のプラン通りに推移していると言えなくもない。もっとも、今オフのドジャースは先発投手陣の再建が最優先課題のはず。その中で、来季は投げられない大谷の獲得にどれだけのリソースをつぎ込むのかが焦点になりそうだ。
【ジャイアンツ】
2023成績:79勝83敗(西地区4位)
 ニューヨーク時代からのドジャースの宿敵でもあるジャイアンツも、以前から獲得候補球団に挙げられている。今季は得点力リーグワースト2位に終わり、スラッガー獲得へのモチベーションは他のどのチームよりも高い。

 今季、DHでチーム最多の79試合に先発出場したジョク・ピーダーソンはFAとなったが、外野は人材が余り気味。また、内野でもウィルマー・フローレスが今季はDHと一塁、三塁を往復していた。大谷が入団した場合は余剰人員の放出も含め、チーム構成の再考が迫られることになりそうだ。

 それでも、昨オフはアーロン・ジャッジ、カルロス・コレアの争奪戦に参加したように、超大物獲得へのモチベーションは高く、補強資金も十分ある。ドジャースに負けじと、大谷獲得にも熱心に動くだろう。

構成●SLUGGER編集部

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