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元DeNA倉本寿彦が9年ぶりの古巣で好守に躍動!「全国で勝つための行動をしてほしい」NPB時代の経験から若いチームに伝えたいこと【日本新薬】

THE DIGEST編集部

2023.11.11

攻守に果敢なプレーを見せた倉本。将来のNPB復帰も視野に入れる。写真:萩原孝弘

攻守に果敢なプレーを見せた倉本。将来のNPB復帰も視野に入れる。写真:萩原孝弘

「関東のチームと比べても、僕自身はそこまで力は大きく変わるとは思っていないので、その自覚さえあればもっと上に行けると思います」と、チーム力は強豪と比べても遜色ないと言い切る倉本は「全国に出たからいいではなくて、全国で勝つためにはどうしたらいいかというチームに変わっていってほしいなと思います。プレッシャーのかかり方は絶対違いますし、これは経験した人にしかわからないので、これをベースに勝てるチームになってほしいですね。プロを目指している選手もいるので、今日出られたことはプラスにして、ここで満足せずに全国で勝つための行動をしてほしいなと思います」とこの日の敗戦を糧にしなければと、言葉に力を込めた。
 
 NPBへの復帰を目指しながら、チームリーダーとしても戦い続けた一年間。今後について「(NPB復帰を)前提に頑張ってますけれども、チームのこともあるので」とこれから熟考する考えを示した。どちらにせよ「チームをしっかり勝たせられるようなプレーヤーになれればと、今後については思います」と目を光らせた倉本寿彦。

 プロ2年目でレギュラーを奪取しながらも、その後は浮き沈みの激しい8年間、667試合出場の希望の轍を礎に、より円熟味を増し、より高い人間性も備えた男の挑戦は、より崇高なものへと昇華していくはずだ。

取材・文●萩原孝弘

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