■戸郷翔征(巨人)
通信簿:よくできました
WBCでは初戦の中国戦で2番手としてマウンドへ上がり、3イニングで7奪三振。アメリカとの決勝でも登板し、マイク・トラウトとトレイ・ターナーから三振を奪うなど2回を無失点に封じた。代表をともにしたダルビッシュ有から教わった曲がりの大きなスライダーが新たな武器となり、レギュラーシーズンでは防御率2.38で自己ベストを更新。投手のやりくりに苦労したチーム事情を考えると、リーグ最多タイの4完投もひときわ輝く。
■松井裕樹(楽天)
通信簿:よくできました
左のリリーバーとしては唯一侍ジャパンに選出されたが、公式球への対応に苦労して登板は1次ラウンドの韓国戦のみだった。その鬱憤を晴らすかのように、4月5日の西武戦で史上最年長27歳5ヵ月で通算200セーブを達成し、自己最多の39セーブを挙げて3度目のタイトルを獲得した。例年以上にフォークを多く投じながら、いずれも自己ベストの与四球率2.04とK/BB5.54と成熟も示し、来季からはパドレスでダルビッシュ有と再びチームメイトになる。
■山﨑颯一郎(オリックス)
通信簿:よくできました
WBC1次ラウンド終了後に戦列離脱した栗林良吏の代役で侍ジャパンに招集されたが登板機会はなく、チームメイトの山本由伸からは「マイアミ旅行」と冗談交じりに揶揄された。それでも、シーズンではセットアッパーに定着してリーグ3位の27ホールドを記録する活躍。平均球速152.5キロのストレートを武器に、防御率2.08は前年から約1点も改善させた。
■佐々木朗希(ロッテ)
通信簿:まずまずです
WBCでは2試合に先発。準決勝のメキシコ戦では4回に先制3ランを被弾して悔し涙を流したが、その後の味方の大逆転劇では誰よりも喜んでいた。シーズンではわずか15登板(91.0回)でリーグ4位の135奪三振を量産。9イニング平均13.35は先発投手両リーグダントツで、アメリカからの注目度も高まっている。ただ、7月下旬に左脇腹の肉離れで戦列を離れるなど耐久性にはまだ課題を残し、来季こそシーズン完走が求められる。
■宇田川優希(オリックス)
通信簿:まずまずです
ダルビッシュ有が主催した「宇田川会」も話題になったWBCでは、1次ラウンドの韓国戦とチェコ戦に2日続けて連投した。大会では無失点だったが、体重増や使用球の違いなどから調整に苦戦し、シーズンでは4月下旬にコンディション不良で登録を抹消。6月の一軍復帰後にはプロ初セーブも挙げ、最終的には防御率1.77を記録したが、日本シリーズでは4試合連続登板になった第5戦で逆転打を浴びて涙を呑んだ。
■伊藤大海(日本ハム)
通信簿:可もなく不可もなく
WBCでは東京五輪に続いてリリーフが役割となり、おなじみロジンの粉も舞わせながら3登板とも無失点に抑えた。だが、大会後は燃え尽き症候群のような状態に陥り、初めて「野球をしたくない」と漏らしたほど。シーズン2先発目から3連敗を喫し、一時はあわや先発剥奪の危機にも直面。過去2年は2点台だった防御率は3.46へ悪化し、7勝10敗で初の負け越しと苦しいシーズンを送った。
通信簿:よくできました
WBCでは初戦の中国戦で2番手としてマウンドへ上がり、3イニングで7奪三振。アメリカとの決勝でも登板し、マイク・トラウトとトレイ・ターナーから三振を奪うなど2回を無失点に封じた。代表をともにしたダルビッシュ有から教わった曲がりの大きなスライダーが新たな武器となり、レギュラーシーズンでは防御率2.38で自己ベストを更新。投手のやりくりに苦労したチーム事情を考えると、リーグ最多タイの4完投もひときわ輝く。
■松井裕樹(楽天)
通信簿:よくできました
左のリリーバーとしては唯一侍ジャパンに選出されたが、公式球への対応に苦労して登板は1次ラウンドの韓国戦のみだった。その鬱憤を晴らすかのように、4月5日の西武戦で史上最年長27歳5ヵ月で通算200セーブを達成し、自己最多の39セーブを挙げて3度目のタイトルを獲得した。例年以上にフォークを多く投じながら、いずれも自己ベストの与四球率2.04とK/BB5.54と成熟も示し、来季からはパドレスでダルビッシュ有と再びチームメイトになる。
■山﨑颯一郎(オリックス)
通信簿:よくできました
WBC1次ラウンド終了後に戦列離脱した栗林良吏の代役で侍ジャパンに招集されたが登板機会はなく、チームメイトの山本由伸からは「マイアミ旅行」と冗談交じりに揶揄された。それでも、シーズンではセットアッパーに定着してリーグ3位の27ホールドを記録する活躍。平均球速152.5キロのストレートを武器に、防御率2.08は前年から約1点も改善させた。
■佐々木朗希(ロッテ)
通信簿:まずまずです
WBCでは2試合に先発。準決勝のメキシコ戦では4回に先制3ランを被弾して悔し涙を流したが、その後の味方の大逆転劇では誰よりも喜んでいた。シーズンではわずか15登板(91.0回)でリーグ4位の135奪三振を量産。9イニング平均13.35は先発投手両リーグダントツで、アメリカからの注目度も高まっている。ただ、7月下旬に左脇腹の肉離れで戦列を離れるなど耐久性にはまだ課題を残し、来季こそシーズン完走が求められる。
■宇田川優希(オリックス)
通信簿:まずまずです
ダルビッシュ有が主催した「宇田川会」も話題になったWBCでは、1次ラウンドの韓国戦とチェコ戦に2日続けて連投した。大会では無失点だったが、体重増や使用球の違いなどから調整に苦戦し、シーズンでは4月下旬にコンディション不良で登録を抹消。6月の一軍復帰後にはプロ初セーブも挙げ、最終的には防御率1.77を記録したが、日本シリーズでは4試合連続登板になった第5戦で逆転打を浴びて涙を呑んだ。
■伊藤大海(日本ハム)
通信簿:可もなく不可もなく
WBCでは東京五輪に続いてリリーフが役割となり、おなじみロジンの粉も舞わせながら3登板とも無失点に抑えた。だが、大会後は燃え尽き症候群のような状態に陥り、初めて「野球をしたくない」と漏らしたほど。シーズン2先発目から3連敗を喫し、一時はあわや先発剥奪の危機にも直面。過去2年は2点台だった防御率は3.46へ悪化し、7勝10敗で初の負け越しと苦しいシーズンを送った。
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