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プロ野球

【2019総括・中日】与田新体制は上々の船出。9月に露呈した“経験不足”を来季の糧に!

ロバートさん

2019.12.21

●2019年を「象徴」する試合
→9月10日/中日0-3広島/マツダスタジアム
中|000 000 000|0
広|001 000 0 2 ×|3
[勝]大瀬良(11-8-0)
[敗]梅津(3-1-0)
[S]フランスア(6-6-12)
[本]広:西川(16)、小園(4)

 9月10日のカープ戦は特に印象に残っている。6連勝中と勢いに乗る中で迎えた敵地・広島での3連戦。中日は逆転Aクラスに向けてわずかに可能性を残しており、選手もファンも、この3連戦が山場であることは強く意識していたように思えた。

 ただ蓋を開けてみれば、初戦は大瀬良大地に8回無失点の好投を見せられ、あえなく完封負け。確かに大瀬良の投球は見事だったが、それ以上にこのヒリついた試合で結果を出せなかったチームの「経験不足」を感じた。

 単純な戦力差は言うまでもないが、緊迫した順位争いの中での試合を経験したことのない選手ばかりだったことが、その結果に影響したように思う。来季はこの9月の経験を糧に、8年ぶりのAクラスを勝ち取ってほしい。
 
●来季のキーマン
木下拓哉

 来シーズンに8年ぶりのAクラスを狙うに当たって、キーマンとしては木下拓哉を挙げたい。木下は今季怪我による離脱がありながら、自身最多の98打席で打率.227、2本塁打を記録した。

 チームの捕手ではナンバーワンの打力を備えており、守備面でも総合力の高さが光る。セ・リーグはどのチームも優秀なレギュラーキャッチャーを有しているため、中日捕手陣が見劣りするのは否めない。打力が自慢の木下が、どれだけ「正捕手」として他球団のキャッチャーに負けない活躍ができるかどうかは、来季の順位争いに大きく影響するはずだ。

 来季は慶応大・郡司裕也も加入し、正捕手争いはさらに激しくなるが、木下には総合力を武器に正捕手の座をゲットしてほしい。

文●ロバートさん
 

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