▼ア・リーグMVPはアドリー・ラッチマン(オリオールズ)が受賞する!
大谷翔平がドジャースへ移籍した今季、アメリカン・リーグのMVPを受賞するのは一体誰だろうか? 現地アメリカでは、フアン・ソトかアーロン・ジャッジ(ともにヤンキース)が最有力候補と考えられているようだ。『FOX Sports』のオッズでもこの2人がトップに立っているが、ここではあえてアドリー・ラッチマン(オリオールズ)を推したい。
2022年にメジャーデビューを果たしたラッチマンは1年目から攻守にチームを牽引。昨季ア・リーグ最多の101勝を挙げ、今季はワールドシリーズ優勝候補にも挙げられているオリオールズ大躍進の象徴的存在となっている。開幕戦で3安打と打撃でも好スタートが切れたが、それ以上にリーダーとしての存在感がさらに増してきた。これまでJT・リアルミュート(フィリーズ)、ショーン・マーフィー(ブレーブス)といった球界屈指の名捕手と組んだ経験のある先発左腕のコール・アービンは、「ラッチマンにはリアルミュートやマーフィーと同等の存在感が出てきた」と述べている。
どれだけ勝利に貢献したかを示す総合指標WAR(FanGraphs版)は22年が5.4、23年が5.1と高水準だったが、同サイトの成績予測システム『Steamer』によると、今季は5.7まで上がると予想されている。これはア・リーグではソト(6.7)、ジャッジ(6.2)に次ぐ3位で、MVPは十分に射程圏内だ。もしオリオールズがヤンキースを倒して地区優勝することになれば、ラッチマンが受賞する可能性はぐっと高くなるだろう。
▼2025年からのストライク/ボール自動判定システム導入が決定!
現コミッショナーのロブ・マンフレッドは、これまでにも数々のルール改正を推し進めてきた人物だ。17年から導入された申告敬遠や、18年に採用された監督・コーチのマウンド訪問回数の制限、そして昨季からのピッチクロックは、マンフレッドが就任以来公約に掲げていた“時短”のための肝入りの施策だ。現在でも数々の新ルール導入を目指しているマンフレッドの次なるターゲットが、ストライク/ボールの自動判定システムだ。
『Automated Ball/Strike System』、略してABSとも呼ばれるこのシステムは、スタットキャストの計測でも活用されている高性能カメラ『ホークアイ』が捉えた投球の軌跡を基に自動的にストライク/ボールを判定して主審に伝達。主審は機械の判定を参考に、ストライク/ボールをコールする。
22年から3Aで試験的に導入されていて、今季からはKBO(韓国プロ野球)でも採用。また、オープン戦中に行われたトップ有望株たちのエキシビション・ゲーム『スプリング・ブレイクアウト』でも使われて注目を浴びた。本来は今季からMLBでも導入されるはずだったのが延期された経緯があるが、将来的な導入はすでに既定路線。『USA TODAY』紙の名物記者ボブ・ナイチンゲールも「25年には採用されるだろう」と予測しており、あとは正式発表を待つばかり?
大谷翔平がドジャースへ移籍した今季、アメリカン・リーグのMVPを受賞するのは一体誰だろうか? 現地アメリカでは、フアン・ソトかアーロン・ジャッジ(ともにヤンキース)が最有力候補と考えられているようだ。『FOX Sports』のオッズでもこの2人がトップに立っているが、ここではあえてアドリー・ラッチマン(オリオールズ)を推したい。
2022年にメジャーデビューを果たしたラッチマンは1年目から攻守にチームを牽引。昨季ア・リーグ最多の101勝を挙げ、今季はワールドシリーズ優勝候補にも挙げられているオリオールズ大躍進の象徴的存在となっている。開幕戦で3安打と打撃でも好スタートが切れたが、それ以上にリーダーとしての存在感がさらに増してきた。これまでJT・リアルミュート(フィリーズ)、ショーン・マーフィー(ブレーブス)といった球界屈指の名捕手と組んだ経験のある先発左腕のコール・アービンは、「ラッチマンにはリアルミュートやマーフィーと同等の存在感が出てきた」と述べている。
どれだけ勝利に貢献したかを示す総合指標WAR(FanGraphs版)は22年が5.4、23年が5.1と高水準だったが、同サイトの成績予測システム『Steamer』によると、今季は5.7まで上がると予想されている。これはア・リーグではソト(6.7)、ジャッジ(6.2)に次ぐ3位で、MVPは十分に射程圏内だ。もしオリオールズがヤンキースを倒して地区優勝することになれば、ラッチマンが受賞する可能性はぐっと高くなるだろう。
▼2025年からのストライク/ボール自動判定システム導入が決定!
現コミッショナーのロブ・マンフレッドは、これまでにも数々のルール改正を推し進めてきた人物だ。17年から導入された申告敬遠や、18年に採用された監督・コーチのマウンド訪問回数の制限、そして昨季からのピッチクロックは、マンフレッドが就任以来公約に掲げていた“時短”のための肝入りの施策だ。現在でも数々の新ルール導入を目指しているマンフレッドの次なるターゲットが、ストライク/ボールの自動判定システムだ。
『Automated Ball/Strike System』、略してABSとも呼ばれるこのシステムは、スタットキャストの計測でも活用されている高性能カメラ『ホークアイ』が捉えた投球の軌跡を基に自動的にストライク/ボールを判定して主審に伝達。主審は機械の判定を参考に、ストライク/ボールをコールする。
22年から3Aで試験的に導入されていて、今季からはKBO(韓国プロ野球)でも採用。また、オープン戦中に行われたトップ有望株たちのエキシビション・ゲーム『スプリング・ブレイクアウト』でも使われて注目を浴びた。本来は今季からMLBでも導入されるはずだったのが延期された経緯があるが、将来的な導入はすでに既定路線。『USA TODAY』紙の名物記者ボブ・ナイチンゲールも「25年には採用されるだろう」と予測しており、あとは正式発表を待つばかり?
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