●ジェシー・バーフィールド(1993年・巨人) MLB通算本塁打数:241本塁打/NPB通算本塁打数:26本
パワフルな打撃とMLB最高峰の強肩を武器に、80年代のブルージェイズでジョージ・ベル、ロイド・モスビー(こちらも92~93年に巨人に在籍)と球界屈指の外野トリオを結成。86年には40本塁打の大台を突破してタイトルを獲得し、シルバースラッガーとゴールドグラブも受賞している。
93年に巨人入りし、開幕戦では佐々木主浩(大洋)から来日初本塁打を放ったのを皮切りに、チームトップの26本塁打。センターやライトからのレーザービーム送球でもファンを沸かせたが、変化球が苦手だったことやリーグ最多三振(127)の粗い打撃が嫌われて1年で退団した。
●ケビン・ミッチェル(1995年・ダイエー) MLB通算本塁打数:234本/NPB通算本塁打数:8本
MLBの元MVPが来日したケースはこれまでに3人しかいないが、ミッチェルはその一人である。ジャイアンツ時代の89年に47本塁打&125打点で二冠、プレーオフでも活躍してチームのリーグ優勝に貢献してMVPに選ばれている。ただ、無断欠場を繰り返し、91年にはレイプ疑惑で告発されるなど名うてのトラブルメーカーでもあった。
来日前年に30本塁打も放つなど大活躍してたが、MLBのストライキの影響もあって95年にダイエー(現ソフトバンク)入り。開幕戦で史上2人目の初打席満塁ホームランを放つ鮮烈なデビューを飾ったものの、その後は古傷の右膝を痛めたとの理由で欠場することが続き、5月と8月には無断帰国。問題行動に辟易した球団から8月に解雇されたが、わずか37試合で8本塁打を放ったあたりはさすがだった。
●アンドリュー・ジョーンズ(2013~14年・楽天) MLB通算本塁打数::434本/NPB通算本塁打数:50本
96年に19歳の若さでメジャーデビュー。同年のプレーオフでは3本塁打を放ってリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズの最年少記録を更新するなど早くから頭角を現した俊英。走攻守すべてに優れた5ツール・プレーヤーで、98年から10年連続ゴールドグラブ受賞、05年には51本塁打&128打点で二冠を獲得。メジャー17年間で放った通算434本塁打は助っ人史上最多である。
13年に楽天入りした時は36歳で、さすがに走・守は衰えていたが、卓越した選球眼とパワーで主砲として重きを成し、13年は26本塁打&105四球(リーグ最多)で球団史上初の日本一に大きく貢献。陽気な性格で、星野仙一監督と若い選手の間を取り持つなどムードメーカーとしても活躍した。翌年も24本塁打、2年連続リーグ最多となる118四球を記録したが、ファンに惜しまれつつも退団した。
構成●SLUGGER編集部
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パワフルな打撃とMLB最高峰の強肩を武器に、80年代のブルージェイズでジョージ・ベル、ロイド・モスビー(こちらも92~93年に巨人に在籍)と球界屈指の外野トリオを結成。86年には40本塁打の大台を突破してタイトルを獲得し、シルバースラッガーとゴールドグラブも受賞している。
93年に巨人入りし、開幕戦では佐々木主浩(大洋)から来日初本塁打を放ったのを皮切りに、チームトップの26本塁打。センターやライトからのレーザービーム送球でもファンを沸かせたが、変化球が苦手だったことやリーグ最多三振(127)の粗い打撃が嫌われて1年で退団した。
●ケビン・ミッチェル(1995年・ダイエー) MLB通算本塁打数:234本/NPB通算本塁打数:8本
MLBの元MVPが来日したケースはこれまでに3人しかいないが、ミッチェルはその一人である。ジャイアンツ時代の89年に47本塁打&125打点で二冠、プレーオフでも活躍してチームのリーグ優勝に貢献してMVPに選ばれている。ただ、無断欠場を繰り返し、91年にはレイプ疑惑で告発されるなど名うてのトラブルメーカーでもあった。
来日前年に30本塁打も放つなど大活躍してたが、MLBのストライキの影響もあって95年にダイエー(現ソフトバンク)入り。開幕戦で史上2人目の初打席満塁ホームランを放つ鮮烈なデビューを飾ったものの、その後は古傷の右膝を痛めたとの理由で欠場することが続き、5月と8月には無断帰国。問題行動に辟易した球団から8月に解雇されたが、わずか37試合で8本塁打を放ったあたりはさすがだった。
●アンドリュー・ジョーンズ(2013~14年・楽天) MLB通算本塁打数::434本/NPB通算本塁打数:50本
96年に19歳の若さでメジャーデビュー。同年のプレーオフでは3本塁打を放ってリーグ優勝決定シリーズとワールドシリーズの最年少記録を更新するなど早くから頭角を現した俊英。走攻守すべてに優れた5ツール・プレーヤーで、98年から10年連続ゴールドグラブ受賞、05年には51本塁打&128打点で二冠を獲得。メジャー17年間で放った通算434本塁打は助っ人史上最多である。
13年に楽天入りした時は36歳で、さすがに走・守は衰えていたが、卓越した選球眼とパワーで主砲として重きを成し、13年は26本塁打&105四球(リーグ最多)で球団史上初の日本一に大きく貢献。陽気な性格で、星野仙一監督と若い選手の間を取り持つなどムードメーカーとしても活躍した。翌年も24本塁打、2年連続リーグ最多となる118四球を記録したが、ファンに惜しまれつつも退団した。
構成●SLUGGER編集部
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