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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】13連戦の巨人と阪神が甲子園で4連戦!大野雄はローテ変更で球団記録達成を目指す

氏原英明

2020.09.01

 一方、巨人は裏ローテでやりくりが難しい。そのため、初戦はリーグ2位の7勝を挙げている戸郷を中7日で先発させるとの情報がある。そして、前回登板の中日戦で好投した今村が2戦目か。阪神を叩き潰すことで、ペナントを一気に手繰り寄せたい。原辰徳監督は勝負手に出るのかもしれない。

●広島-DeNA(マツダスタジアム)
【予告・予想先発】
4日(金)森下暢仁-ピープルズ
5日(土)大瀬良大地-大貫晋一
6日(日)遠藤淳志-伊勢大夢
 
 初戦先発予定の森下は4連勝中。QS率も80%に到達する勢いで安定感に優れている。エースの大瀬良は8月にやや調子を崩しており、森下にかかる期待は大きい。5勝8敗と3つ負けが先行している相手だけに、対戦成績を五分に近づけたい。

 一方のDeNAは今永昇太、平良拳太郎が離脱する中で一軍に再昇格したピープルズが2試合続けて好投している。2戦目は、前回登板は悪かったものの5連勝中の大貫が登板予定。日曜日がオープナーの可能性もあり、最初の2試合でしっかり勝っておきたいところだ。 
 
●ヤクルト-中日(神宮)
【予告・予想先発】
4日(金)吉田大喜-柳裕也
5日(土)スアレス-松葉貴大
6日(日)小川泰弘-ロドリゲス
 
 今季、なぜか金曜日に1勝8敗と分が悪いヤクルト。先発が予想されるドラフト2位ルーキーの吉田大喜は3連敗中だが、投球内容はそこまで悪くない。一方、柳は前回の神宮での登板で4.1回3被本塁打と打ち込まれた。打線がしっかり援護してルーキーに2勝目をプレゼントしたい。土曜日はスアレスが約2ヵ月ぶりの一軍復帰なるか。登録抹消前は3先発で防御率0.53と絶好調。イノーア、クックと助っ人先発投手が結果を出せていないだけに期待は大きい。

 一方、中日は神宮でのヤクルト戦は2カード続けて勝ち越し中。打線も6試合で9本塁打と、狭い神宮では伸び伸び打っている。今回も早めに得点を挙げて試合を優位に進めたいところだ。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。

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