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プロ野球

【今週のセ・リーグ展望】ペナントレースの灯を消すな!巨人と対決する阪神とDeNAに期待

氏原英明

2020.09.15

●中日-阪神(ナゴヤドーム)
【予告・予想先発】
18日(金)柳裕也-西勇輝
19日(土)松葉貴大-秋山拓巳
20日(日)勝野昌慶-中田賢一

 今季、中日は甲子園では0勝6敗と圧倒されているものの、ナゴヤドームでは4勝2敗と勝ち越し。甲子園での借金を取り返すためにも、ここで勝ちを重ねておきたいだろう。
 
 初戦先発予想の柳は、昨季以降ナゴヤドームでの阪神戦は4先発で防御率2.08と相性がいい。3戦目は、先週土曜日の二軍戦で完投勝利を挙げた勝野か。同じく若手の山本拓実、清水達也が抜擢される可能性もある。

 一方の阪神は西勇が現在4連勝中。秋山も、7月1日に中日に敗れてから5連勝と好調をキープしている。3戦目は不透明だが、大ベテランの中田が古巣相手に先発する可能性もありそうだ。
 
●ヤクルト-広島(神宮)
【予告・予想先発】
18日(金)スアレス-床田寛樹
19日(土)吉田大喜-遠藤淳志
20日(日)小川泰弘-K・ジョンソン

 防御率リーグ最下位のヤクルトだが、先週末の巨人との3連戦ではスアレスと小川が好投していた。巨人の試合巧者ぶりにやられたが、十分に役目を果たすピッチングだった。打線では、西浦直亨が今季、神宮での広島戦で3本塁打。チーム全体も11試合で打率.289と広島戦でよく打っている。

 一方の広島はとにかく先発投手の台所事情が苦しい。遠藤は初めて中5日で先発した先週土曜日の阪神戦で、下半身のアクシデントにより5回途中で緊急降板。中5日の影響かどうかはともかく、高卒3年目の若手に無理をさせなければならないほどやり繰りに苦労している。ファームで好投しているK・ジョンソンが再び昇格しそうだが、日曜日ではなくカード頭になる可能性もある。

取材・文●氏原英明(ベースボールジャーナリスト)

【著者プロフィール】
うじはら・ひであき/1977年生まれ。日本のプロ・アマを取材するベースボールジャーナリスト。『スラッガー』をはじめ、数々のウェブ媒体などでも活躍を続ける。近著に『甲子園という病』(新潮社)、『メジャーをかなえた雄星ノート』(文藝春秋社)では監修を務めた。

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