【巨人・総評】
4.5
２回に先制パンチに成功するも、直後に逆転を許して流れをつかめず。以降は千賀の前にほぼノーチャンスで、７回の好機で代打に送った重信が三振に倒れたところで事実上、終戦した。７回の４失点も、シーズン中に悩みの種だったブルペン問題を改めて感じさせた。

<スタメン野手>
１　右　亀井善行　5.0
３打数無安打も１四球。１回表の第１打席、初球をファウル。球速は159kmを掲示していたが、強い気持ちで振っていった。５球を投げさせ、チームにメッセージを送ったが……。

２　遊　坂本勇人　5.0
千賀のカットボールに惑わされて、ストレートに差し込まれた。３打数無安打だったが、８回の４打席目に意地を見せる左翼前安打を放った。

３　中　丸佳浩　5.0
１四球で出塁したものの、千賀が力を入れた１、6回では自身のバッティングを見せることはできなかった。３打数無安打で中軸としての働きはできず。 ４　三　岡本和真　4.5
３回２死一、二塁の好機でショートゴロに倒れ、ＣＳの勢いを止められた。３、４打席も力のない飛球に終わり、いいところなく４打数ノーヒット。

５　指　阿部慎之助　6.0
２回の第１打席で豪快な一発。今季限りで引退する選手とは思えないスウィングだった。上位打線が抑えられた中で、チームに「いける」空気を生み出した。その後はノーヒットに終わったが、内容は悪くなかった。

６　一　大城卓三　5.5
１打席目は粘って四球を選び、３打席目も痛烈なセカンドライナー。可能性の見える打席が多く、９回にクローザーの森から一矢報いるソロ本塁打を放った。一塁の守備ではやや課題はあったが、そこに目をつぶって余りある活躍だった。

７　左　ゲレーロ　5.5
２打席凡退に終わるも、３打席目は軽打を見せて右翼前安打で出塁。反撃の姿勢を見せるチャンスメークをした。