▼37位:水野達稀[遊撃手・JR四国](前回順位:49位)
(みずの・たつき/右投左打/丸亀城西高)
抜群のパンチ力とスピードが魅力のショート。社会人1年目の都市対抗でいきなり一発を放ち、今年の日本選手権でもサヨナラ本塁打を放ってスカウト陣に強烈にアピールした。打撃の確実性と守備の堅実さは少し課題だが、攻守ともセンスの高さは申し分ない。高校卒3年目という若さも魅力で、二遊間が不足している球団には狙い目の選手である。
タイプ診断:#スピードスター #大舞台に強い
▼36位:松浦慶斗[投手・大阪桐蔭高](前回順位:圏外)
(まつうら・けいと/左投左打)
高い将来性が魅力の大型サウスポー。春のセンバツでは不振で評価を下げ、しばらく公式戦の登板もなかったが、その後はしっかり調子を戻してきた。夏の甲子園でも雨で難しいコンディションの中で安定したピッチングを披露。体のスケールを考えるとまだまだここから成長することも期待でき、貴重な大型左腕としてプロからの注目度も高い。
タイプ診断:#大型左腕 #スケール◎
▼35位:藤井建平[外野手・NTT西日本](前回順位:48位)
(ふじい・けんぺい/左投左打/大阪桐蔭高→東海大)
高いレベルで三拍子沿った社会人を代表する外野手。ライトから見せる強肩はプロでも上位のレベルで、ヒットでも足を緩めない積極的な走塁も光る。昨年の都市対抗では9番ながら大活躍を見せ、今年は3番に定着し、安定した打撃を見せている。早くから一軍のレギュラー争いに加わることも期待できそうだ。
タイプ診断:#三拍子 #即戦力候補
▼34位:桐敷拓馬[投手・新潟医療福祉大](前回順位:30位)
(きりしき・たくま/左投左打/本庄東高)
関甲新リーグを代表するサウスポー。145キロを超えるストレートとスライダー、チェンジアップを武器に、この春もイニングを大きく上回る奪三振をマークした。本格派サウスポーでありながら、制球に苦しむことも少ない。ここ一番で三振を奪えるだけに、リリーフで大成する可能性もありそうだ。
タイプ診断:#本格派サウスポー #無名校出身
▼33位:ブライト健太[外野手・上部大](前回順位:46位)
(ぶらいと・けんた/右投右打/葛飾野高)
春のリーグ戦と大学選手権での活躍で一気にドラフト戦線に浮上した強打の外野手。少しステップは淡白だが、無駄な動きのないスウィングで捉えた時の打球の勢いは目を見張るものがある。センターの守備も打球判断には課題が残るものの、運動能力の高さが目立つ。秋はリーグ戦開幕が遅れたが、変わらずその評価は高い。
タイプ診断:#赤丸急上昇 #運動能力◎
▼32位:竹山日向[投手・享栄高](前回順位:圏外)
(たけやま・ひゅうが/右投右打)
この夏急浮上した高校生の本格派右腕。春までは故障に苦しんでいたが、夏には一気にスピードアップして150キロを超えるボールを連発。愛知大会の決勝で敗れて惜しくも甲子園出場は逃したが、プロからの評価を一気に上げた。小園健太(市和歌山高)、風間球打(ノースアジア大明桜高)、森木大智(高知高)を逃した球団が上位指名する可能性もありそうだ。
タイプ診断:#急上昇 #本格派
▼31位:三浦銀二[投手・法政大](前回順位:22位)
(みうら・ぎんじ/右投右打/福岡大大濠高)
東京六大学で現役最多のリーグ戦10勝を誇る右腕。この春も大学日本一となった慶応大を相手に“ノーヒット・ワンラン”の快投を見せた。凄みには欠けるものの、安定したフォームでコーナーに投げ分けるコントロールも安定している。プロではさらなる緻密さと球威アップが課題となりそうだが、豊富な経験は大きな魅力だ。
タイプ診断:#安定感 #実績十分
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。
(みずの・たつき/右投左打/丸亀城西高)
抜群のパンチ力とスピードが魅力のショート。社会人1年目の都市対抗でいきなり一発を放ち、今年の日本選手権でもサヨナラ本塁打を放ってスカウト陣に強烈にアピールした。打撃の確実性と守備の堅実さは少し課題だが、攻守ともセンスの高さは申し分ない。高校卒3年目という若さも魅力で、二遊間が不足している球団には狙い目の選手である。
タイプ診断:#スピードスター #大舞台に強い
▼36位:松浦慶斗[投手・大阪桐蔭高](前回順位:圏外)
(まつうら・けいと/左投左打)
高い将来性が魅力の大型サウスポー。春のセンバツでは不振で評価を下げ、しばらく公式戦の登板もなかったが、その後はしっかり調子を戻してきた。夏の甲子園でも雨で難しいコンディションの中で安定したピッチングを披露。体のスケールを考えるとまだまだここから成長することも期待でき、貴重な大型左腕としてプロからの注目度も高い。
タイプ診断:#大型左腕 #スケール◎
▼35位:藤井建平[外野手・NTT西日本](前回順位:48位)
(ふじい・けんぺい/左投左打/大阪桐蔭高→東海大)
高いレベルで三拍子沿った社会人を代表する外野手。ライトから見せる強肩はプロでも上位のレベルで、ヒットでも足を緩めない積極的な走塁も光る。昨年の都市対抗では9番ながら大活躍を見せ、今年は3番に定着し、安定した打撃を見せている。早くから一軍のレギュラー争いに加わることも期待できそうだ。
タイプ診断:#三拍子 #即戦力候補
▼34位:桐敷拓馬[投手・新潟医療福祉大](前回順位:30位)
(きりしき・たくま/左投左打/本庄東高)
関甲新リーグを代表するサウスポー。145キロを超えるストレートとスライダー、チェンジアップを武器に、この春もイニングを大きく上回る奪三振をマークした。本格派サウスポーでありながら、制球に苦しむことも少ない。ここ一番で三振を奪えるだけに、リリーフで大成する可能性もありそうだ。
タイプ診断:#本格派サウスポー #無名校出身
▼33位:ブライト健太[外野手・上部大](前回順位:46位)
(ぶらいと・けんた/右投右打/葛飾野高)
春のリーグ戦と大学選手権での活躍で一気にドラフト戦線に浮上した強打の外野手。少しステップは淡白だが、無駄な動きのないスウィングで捉えた時の打球の勢いは目を見張るものがある。センターの守備も打球判断には課題が残るものの、運動能力の高さが目立つ。秋はリーグ戦開幕が遅れたが、変わらずその評価は高い。
タイプ診断:#赤丸急上昇 #運動能力◎
▼32位:竹山日向[投手・享栄高](前回順位:圏外)
(たけやま・ひゅうが/右投右打)
この夏急浮上した高校生の本格派右腕。春までは故障に苦しんでいたが、夏には一気にスピードアップして150キロを超えるボールを連発。愛知大会の決勝で敗れて惜しくも甲子園出場は逃したが、プロからの評価を一気に上げた。小園健太(市和歌山高)、風間球打(ノースアジア大明桜高)、森木大智(高知高)を逃した球団が上位指名する可能性もありそうだ。
タイプ診断:#急上昇 #本格派
▼31位:三浦銀二[投手・法政大](前回順位:22位)
(みうら・ぎんじ/右投右打/福岡大大濠高)
東京六大学で現役最多のリーグ戦10勝を誇る右腕。この春も大学日本一となった慶応大を相手に“ノーヒット・ワンラン”の快投を見せた。凄みには欠けるものの、安定したフォームでコーナーに投げ分けるコントロールも安定している。プロではさらなる緻密さと球威アップが課題となりそうだが、豊富な経験は大きな魅力だ。
タイプ診断:#安定感 #実績十分
文●西尾典文
【著者プロフィール】
にしお・のりふみ。1979年、愛知県生まれ。筑波大学大学院で野球の動作解析について研究。アマチュア野球を中心に年間約300試合を取材。2017年からはスカイAのドラフト中継で解説も務め、noteでの「プロアマ野球研究所(PABBlab)」でも多くの選手やデータを発信している。